『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 No.21 自然界の万能容器 ひょうたん

 1991年、琵琶湖底の水をせき止めて行われた大津市粟津湖底遺跡の発掘現場から、縄文時代早期初頭、今から約9600年前のひょうたんが見つかりました。  ひょうたんは熱帯アフリカ原産の栽培植物で、1万年前頃以降には世界各地 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.21 自然界の万能容器 ひょうたん»

調査員のおすすめの逸品 No.20 縄文時代の出産を表す逸品-赤野井浜遺跡出土土偶-

 ある雨の日、出土した土器を洗っていた調査補助員が「土偶が出てきました。」と上半身が欠損した土偶をもってきました。これは琵琶湖にほど近い守山市赤野井町・杉江町に所在する赤野井浜遺跡のプレハブでのことです。  今回紹介する […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.20 縄文時代の出産を表す逸品-赤野井浜遺跡出土土偶-»

調査員のおすすめの逸品 No.19 真空凍結乾燥機-木簡を保存処理するハイテク装置-

 木簡とは木の札に字が書かれたもので、古代の役所や河川跡、井戸跡などから出土します。 木簡には墨で字が書かれていますが、出土後に酸化したり乾燥することで文字が見えにくくなります。そこで、木簡を保存し安定な状態にするため科 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.19 真空凍結乾燥機-木簡を保存処理するハイテク装置-»

調査員のおすすめの逸品 No.18 マーコ(真弧)―考古学を支える小さな道具

 写真の道具はマーコ(真弧)といいます。あまり見聞きされない道具だと思いますが、考古学調査には欠かせない逸品の一つです。  考古学では出土した遺物を正確な図面に写し取り、記録を作成します。この作業を実測といい、作成した図 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.18 マーコ(真弧)―考古学を支える小さな道具»

調査員のおすすめの逸品 No.17 いい仕事してますね~!-浄土屋敷遺跡出土古瀬戸筒型香炉-

 浄土屋敷遺跡は、東近江市上平木町に所在しています。すぐ北西には、甕割山があり、そのふもとに広がる静かな田園の中に遺跡があります。出土した遺物をみると、縄文時代から近世に至る幅広い時期の遺物が出土しています。 そのなかで […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.17 いい仕事してますね~!-浄土屋敷遺跡出土古瀬戸筒型香炉-»

調査員のおすすめの逸品 No.16 !頼れる逸品?-プラスチック・ボックス-

 私がこの機材を見ると、今まで調査してきた中で一番印象深い、砂防工事に伴う百済寺南川遺跡の現場を思い出す。遺跡は鈴鹿山系の中腹、標高360m~370mに立地し、麓の集落との比高差は100m以上はあった。  平成17年の秋 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.16 !頼れる逸品?-プラスチック・ボックス-»

調査員のおすすめの逸品 No.15 縄文時代の丸木舟-尾上浜遺跡出土-

 個人的には専門分野ではまったくないのですが、平成19年の夏、そして今年の夏、滋賀県立安土城考古博物館において開催された丸木舟や琵琶湖の湖底・湖岸遺跡に焦点をあてた展覧会『丸木舟の時代』と『水中考古学の世界-びわこ湖底の […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.15 縄文時代の丸木舟-尾上浜遺跡出土-»

調査員のおすすめの逸品 No.14 遠くはるばる運ばれてきた土器―竜ヶ崎A遺跡出土土器―

 今回は、琵琶湖の内湖の湖底遺跡で見つかった、遠くからはるばる運ばれてきた縄文土器の話です。  内湖は、砂堆などで琵琶湖と切り離されているものの、せまい水路で琵琶湖とつながっている水域で、かつては約40箇所を数えました。 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.14 遠くはるばる運ばれてきた土器―竜ヶ崎A遺跡出土土器―»

調査員のおすすめの逸品 No.13 過去の情報の詰め合わせ―空中写真―

 一度失われたものは二度と蘇ることはありません。しかし、正確に記録された資料は、失われた情報について、完全とはいえないながらも多くのことを私達に伝えてくれます。  そのひとつに「空中写真」があります。今回は、あまり知られ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.13 過去の情報の詰め合わせ―空中写真―»

調査員のおすすめの逸品 No.12 環頭太刀-北牧野2号墳-

 「金ピカの出土品を掘り出す」発掘調査というとこんな言葉をイメージされる方も多いのではないでしょうか。  平成12年度に高島市マキノ町の北牧野古墳群で、2基の古墳を調査しました。調査の対象となった2基は、直径14~15m […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.12 環頭太刀-北牧野2号墳-»

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