『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 №294 取り巻く世界を広げてくれた縄文時代の丸木舟-米原市入江内湖遺跡出土丸木舟

写真1 入江内湖5号丸木舟出状況

 今回私が紹介する逸品は、縄文時代の丸木舟です。縄文時代の丸木舟は、全国で120艘ほど出土しています。その名の通り、丸木をくりぬいて舟にしたものです。金属をまだ知らなかった縄文人たちは、石の斧でこの舟を作っていました。形 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №294 取り巻く世界を広げてくれた縄文時代の丸木舟-米原市入江内湖遺跡出土丸木舟»

調査員のおすすめの逸品 №293 「あと少しで届くのに!!」そんなときの便利アイテム - 釣り人が愛するウェーダー  

写真1 ウェーダー

 みなさんは、川や海などで、水の中に入って釣竿を振っている釣り人の姿をごらんになったことはありませんか?これは、「ウェーディング」といって、ウェーダーと呼ばれる防水性、撥水性の高い胴長靴を着用して、身体を水の中に進めて楽 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №293 「あと少しで届くのに!!」そんなときの便利アイテム - 釣り人が愛するウェーダー  »

調査員のおすすめの逸品 №292 ちょっとレトロだけど、自慢の機械-真空凍結乾燥機(その2)

写真1 真空凍結乾燥機(大)

 発掘調査で出土する遺物の中で、木製品は劣化をしやすいもののひとつです。水分を多く含んだ土の中で、空気に触れないなどといった特定の環境でしか腐らずに残ることができません。たとえ残ることができたとしても、水を含んだスポンジ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №292 ちょっとレトロだけど、自慢の機械-真空凍結乾燥機(その2)»

調査員のおすすめの逸品 №291 思いもよらない道具の使い方-製図用テンプレート編

写真1 テンプレート

 遺跡から出土した遺物の記録方法の1つに拓本があることは、本シリーズ「第233回 夏休みの自由研究企画① 東洋伝統の秘技で〈文様〉を写し取れ! 墨を使ったコピーのワザと道具-拓本道具の三種の神器(画仙紙・墨・タンポ)-」 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №291 思いもよらない道具の使い方-製図用テンプレート編»

調査員のおすすめの逸品 №290 記録写真の新たな相棒-フルサイズデジタルカメラ

写真2 フルサイズデジタルカメラ

 発掘調査では掘削した遺構や出土した遺物などの状況を写真撮影して記録を行います。発掘時の遺跡の写真は、ほとんどが「その時」しか撮影ができないことから極めて重要な記録であり、撮影された時点から「写真そのものが文化財」となっ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №290 記録写真の新たな相棒-フルサイズデジタルカメラ»

調査員のおすすめの逸品 №289 良い子の皆さんへちょっと一工夫-子ども向け解説パネル  

写真1 子供向けの展示解説1

 博物館で展示されている資料には、資料名や所蔵先、解説などが書かれた「キャプション」や「題箋」、「解説パネル」と呼ばれるものが添えられています。資料を見るだけでは分からない情報を伝え、見どころを示したり、研究成果を詳しく […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №289 良い子の皆さんへちょっと一工夫-子ども向け解説パネル  »

調査員のおすすめの逸品 №288 湖底から掘り起こされた縄文スウィーツ-粟津湖底遺跡出土種実類 

写真2 サルナシ核(粟津湖底遺跡出土)

 春から夏、秋に向かって、果物や野菜がますます美味しい季節となります。6月にはキィウィやラズベリーが全盛、もう少ししたらブドウもいいですね。この頃になるとよく、粟津湖底遺跡からみつかった小さな種実類に思いを馳せます。   […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №288 湖底から掘り起こされた縄文スウィーツ-粟津湖底遺跡出土種実類 »

調査員のおすすめの逸品 №287 いにしえ人のイレズミ-赤野井浜遺跡出土黥面土偶と土偶形容器

写真1 黥面土偶

 このコーナーでは、縄文時代の出産を表す逸品(調査員の逸品No.20)、 最果てのハート形土偶-小川原遺跡(甲良町)-(調査員の逸品No.169)と2点の土偶を紹介してきました。今回は、縄文時代の出産を表す逸品として紹介 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №287 いにしえ人のイレズミ-赤野井浜遺跡出土黥面土偶と土偶形容器»

調査員のおすすめの逸品 №286 日本初のオイルタンカー琵琶湖に就航する-塩津港遺跡出土常滑焼大甕

出土した常滑焼の大甕 1石(150㎏)くらい入る大きな甕。漏れない容器として大ヒットした。(12世紀前葉)

 琵琶湖最北端の港「塩津港」はかつて京と北陸を結ぶ重要港として大変栄えたところでした。最近行われた発掘調査によりその実態が少しずつわかるようになってきました。その一つがオイルタンカーの就航です。  12世紀の初め頃、常滑 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №286 日本初のオイルタンカー琵琶湖に就航する-塩津港遺跡出土常滑焼大甕»

調査員のおすすめの逸品 №285 割られた石材・割られなかった石材-彦根市荒神山の矢穴の残る石

写真1 矢穴のある石

 16世紀後半、石垣・瓦・礎石建物をもつことが特徴である織豊系城郭(しょくほうけいじょうかく)が誕生しました。それらは以降の城郭建築に多大な影響を与え、現在残されている城郭にもその特徴が受け継がれています。その要素のひと […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №285 割られた石材・割られなかった石材-彦根市荒神山の矢穴の残る石»

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