『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 №260 樹種同定のプレパラート -木製品の貴重な情報を生み出す逸品-

写真①:樹種同定のプレパラート

 遺跡を発掘調査すると、土器・石器・木製品・金属製品など様々な素材でできた遺物が出土します。そのうちのひとつである木製品は、縄文時代より人々が樹木を有効に利用して作り出したものです。木材は現在でも私たちの生活のなかで利用 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №260 樹種同定のプレパラート -木製品の貴重な情報を生み出す逸品-»

調査員のおすすめの逸品 №259 塩津港遺跡の松明(たいまつ)

図3	「年中行事絵巻」燈明の灯りでの宴席
柱ごとに金輪が取り付けられ土師器皿が乗せられ、油を入れ、芯を立てて火を灯している

 松明(たいまつ)は太さ1~2㎝、長さ60㎝程度に細く裂いた木を7~8本軽く縄で束ねたものです。平安時代の終わりごろの絵巻に人々が火を付けた松明を手に持ち掲げ、灯りとしている場面が多く描かれています。ロウソクや油が高価で […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №259 塩津港遺跡の松明(たいまつ)»

調査員のおすすめの逸品  №258  これから考古学を学ぶ学生さん必見-日本考古学事典-

日本考古学事典
三省堂:2002年刊行

 第232回に引き続き、今回も私からは便利な文献を紹介したいと思います。今回ご紹介するのは『日本考古学事典』です。  この事典も第232回で登場した『滋賀県の地名』などとともに私が重宝している事典の一つです。事典の内容と […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品  №258  これから考古学を学ぶ学生さん必見-日本考古学事典-»

調査員のおすすめの逸品  №257  機械仕立てのタフな運び屋  クローラーダンプ

乗車式のクローラーダンプ

 今回はどの発掘現場にもあるわけではありませんが、けれども、あるととっても重宝するマシーンをご紹介しましょう。その名を「クローラーダンプ」といいます(写真1)  クローラーダンプは一般的に「不整地運搬車」というカテゴリー […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品  №257  機械仕立てのタフな運び屋  クローラーダンプ»

調査員のおすすめの逸品№256 大中の湖南遺跡出土の独鈷石

写真2長浜市山階町出土独鈷石[両頭石斧](滋賀県立琵琶湖文化館蔵)

 大中の湖南遺跡(近江八幡市・東近江市)は、安土城跡、観音寺城跡、瓢簞山古墳とともに近江風土記の丘を構成する国指定史跡の1つです。昭和39年(1964年)に大中の湖の干拓工事中に発見され、滋賀県教育委員会が昭和41年まで […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品№256 大中の湖南遺跡出土の独鈷石»

調査員のオススメの逸品 №255 はたして本物か?―大津市関津遺跡出土の「二朱銀」と骨董市の「二分判金」―

写真1 骨董市の二分判金

ある日、私は骨董市へ行って様々な骨董品を眺めていました。実は、趣味である将棋の盤と駒を探しに出向いたのですが、将棋セットを探し当てる前にある品物に目が留まりました。そこには、たくさんの貨幣が小さな容器に雑然と入れられてい […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №255 はたして本物か?―大津市関津遺跡出土の「二朱銀」と骨董市の「二分判金」―»

調査員のオススメの逸品 №254 発掘作業の大事な“おとも”・・・一輪車

写真1 一輪車(=孤輪車)

この連載では、発掘作業の中で私たち調査員が日常的に使う道具の数々が紹介されてきています。今回はその中から、「一輪車」をご紹介したいと思います。 「一輪車」といえば、皆さんはどのようなものをイメージするのでしょう?私は完全 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №254 発掘作業の大事な“おとも”・・・一輪車»

調査員のオススメの逸品 №253 栗東市蜂屋遺跡の法隆寺式軒瓦

写真1

 栗東市の蜂屋遺跡では、平成30年度の発掘調査において寺域の西辺を区画するとみられる溝跡が見つかり、そこから多量の瓦が出土するなど、古代寺院跡の存在を確実視できる成果が得られました。これについては、現地説明会において調査 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №253 栗東市蜂屋遺跡の法隆寺式軒瓦»

調査員のオススメの逸品 №252 身近なようで身近じゃない?江戸時代の墓石

写真1 現代の墓石

みなさんはどれくらいお墓参りに行きますか?お盆の時期だけや、春と秋の彼岸などの墓参りの時節だけでしょうか?お墓というと、縄文時代には土壙墓、弥生時代には甕棺墓や石棺墓、古墳時代には大きなマウンドを持つ墳墓など、時代によっ […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №252 身近なようで身近じゃない?江戸時代の墓石»

調査員のオススメの逸品 第251回 川底に据えられた謎の木枠(東近江市蛭子田遺跡)

写真2 川底に据えられた木枠

このコーナーで私が紹介するのもかれこれ9回目となりました。滋賀県で遺跡の調査に係わり27年経ちますが、実は私あまりヒットすることがないんです。世に当たり屋と呼ばれ、どの遺跡へいっても注目するような遺物を出してくる人、大量 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第251回 川底に据えられた謎の木枠(東近江市蛭子田遺跡)»

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