『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のオススメの逸品 第250回 卓越した職人技―4500年前の縄文時代の補修技術

写真2 紐の残る補修孔のある土器片

めっきり寒くなり鍋物が恋しいシーズンがやってきました。鍋物といえば土鍋がよく活躍します。金属性の鍋に比べ、加温の際、ゆっくり温度が上昇するので、食材のうまみが上手に引きだされ、芯までよく火が通るのに煮崩れしにくいという特 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第250回 卓越した職人技―4500年前の縄文時代の補修技術»

調査員のオススメの逸品 第249回 自分の出身地が古代の木簡に!?―竜王町ブタイ遺跡の出土木簡―

不良品須恵器がたくさん出土した大溝

ブタイ遺跡は蒲生郡竜王町大字山面字ブタイにある遺跡です。西方にある鏡山は、6世紀頃から須恵器を焼いていた窯跡群があり、鏡山古窯址群と呼ばれる県下最大の須恵器生産地跡といわれています。ブタイ遺跡は平成14年度から2度にわた […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第249回 自分の出身地が古代の木簡に!?―竜王町ブタイ遺跡の出土木簡―»

調査員のオススメの逸品 第248回 栗東市蜂屋遺跡から出土した忍冬文単弁蓮華文軒丸瓦

蜂屋遺跡 忍冬文瓦の笵傷

平成30年度の栗東市蜂屋遺跡の発掘調査において古代寺院跡がみつかりました。報道に大きく取り上げられ、11月3日の現地説明会には大勢の見学者があり、たんぼ道がまるで繁華街のように混雑するありさまでした。なぜこれほどの注目を […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第248回 栗東市蜂屋遺跡から出土した忍冬文単弁蓮華文軒丸瓦»

調査員のオススメの逸品 第247回 ふだん使いの茶碗-大津市上田上牧遺跡の信楽焼丸碗

無文の信楽焼丸碗

上信楽山地を上流とする、大戸川の下流20㎞の左岸側の低地に、大津市上田上牧遺跡があります。遺跡の西側の高所には、従来、農業を生業としていた現在の牧町の集落があり、八幡神社に奉納されている宝永4年(1707)の木札には、「 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第247回 ふだん使いの茶碗-大津市上田上牧遺跡の信楽焼丸碗»

調査員のオススメの逸品 第246回 東日本からの使者?大津市滋賀里遺跡出土遮光器土偶

滋賀里遺跡出土遮光器土偶

今回の調査員のオススメの逸品では、縄文時代の土偶を紹介したいと思います。土偶は調査員のオススメの逸品のなかでもすでに守山市赤野井浜遺跡出土の屈折土偶や、甲良町小川原遺跡出土のハート形土偶が紹介されています。今回は最も有名 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第246回 東日本からの使者?大津市滋賀里遺跡出土遮光器土偶»

調査員のオススメの逸品 第245回 これも土馬、ちょっと不細工ですけど・・・-六反田遺跡出土土馬-

写真2 六反田遺跡出土土馬

六反田遺跡は彦根市と米原市の境に位置します。奈良時代から平安時代の集落遺跡です。しかし、この遺跡は通常の集落遺跡ではなく、公の機関(役所)に準ずる施設が置かれていたと推定されています。当然、そのように推定されているには理 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第245回 これも土馬、ちょっと不細工ですけど・・・-六反田遺跡出土土馬-»

調査員のオススメの逸品 第244回 万能の塗料であり接着剤である“漆”

漆は、古くから食器や装飾品や調度品、建物など、様々なものに使われています。熱や湿気、酸やアルカリにも強く、腐敗防止、防虫の効果がある特性から素材の木製品等を長持ちさせることができるため、広い分野で利用されてきました。また […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第244回 万能の塗料であり接着剤である“漆”»

調査員のオススメの逸品 第243回 割られた土器の謎

打ち欠きのある須恵器(内面)

東近江市下羽田遺跡の調査に従事している時、 ふと土器を見ると、周囲が打ち欠かれている須恵器に目が止りました。その後、白磁などの輸入陶磁にもそのような現象があるため、興味を持っていました。 その翌年の調査で、一昨年にこの地 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第243回 割られた土器の謎»

調査員のオススメの逸品 第242回 八幡瓦 ―在地瓦と記された銘・刻印―

写真2 拓本

みなさんは、屋根の上に葺かれた「瓦」って、どれぐらい「眺めた」ことがありますか? 今日、屋根に葺かれている瓦の多くは、江戸時代に開発された「桟瓦(さんがわら)」と呼ばれる瓦の仲間です。それまでの瓦は、丸瓦と平瓦という二種 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第242回 八幡瓦 ―在地瓦と記された銘・刻印―»

調査員のオススメの逸品 第241回 甲賀市土山町〈山内ふるさと絵屏風〉~記憶のなかの風景を描く~

写1 山内ふるさと絵屏風

誰もが幼い頃に心に刻み、未だに忘れることができずに心の奥に大切にしまっている風景があると思います。それら一人ひとりの大切なふるさとの記憶をカタチにし、それを地域の財産として後世に残していくことができれば、それはとても素敵 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第241回 甲賀市土山町〈山内ふるさと絵屏風〉~記憶のなかの風景を描く~»

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