『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 №313 時空を超えて届けます!―熱い調査員たちの手作り動画―

サムネイル 02 アクセサリー前編

 子供の頃の思い出の品の1つに、カセットテープ・デッキがあります。名優・中村メイコさんの朗読が録音されたテープとともに母が購入してくれたものです。幼稚園にもまだ入っていなかった私は、デッキで再生されるメイコさんの迫真の演 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №313 時空を超えて届けます!―熱い調査員たちの手作り動画―»

調査員のおすすめの逸品 №312 縄文土器を復元しよう!―体験学習の相棒たち―

写真1 復元した縄文土器の文様の原体

 滋賀県立安土城考古博物館では、夏休み期間中に体験学習を毎年実施しています。今回はその中でも「子ども考古学教室」の相棒たちである、縄文土器の文様の原体(げんたい:文様をつけるための道具)を紹介します。  私は博物館に勤務 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №312 縄文土器を復元しよう!―体験学習の相棒たち―»

調査員のおすすめの逸品 №311 地味だけど重要な遺物―関津城と生津城から出土した壁土―

写真1 関津城出土の壁土

 一般に「お城」といえば「瓦葺きで白壁の天守があって、石垣があって…」と、姫路城や彦根城などの姿をイメージされる方が多いと思いますが、これらは「近世城郭」と呼ばれる日本の築城レベルが到達点に達した段階のお城で、数の割合か […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №311 地味だけど重要な遺物―関津城と生津城から出土した壁土―»

調査員のおすすめの逸品 №310 毛髪式温湿度計―博物館の保存環境管理の道具―

毛髪式温湿度計

 博物館では、文化財の保存環境について、温湿度、虫菌類、室内汚染物質、光などの定期的な測定や調査を行っています。  なかでも温度や湿度は、急激な変化が文化財の構成材料の伸縮の原因になり損傷につながるだけでなく、高温度は材 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №310 毛髪式温湿度計―博物館の保存環境管理の道具―»

調査員のおすすめの逸品 №309 ヒメグルミのペンダント―縄文人のおしゃれアイテム―

写真1 ヒメグルミのペンダント(粟津湖底遺跡第3貝塚出土)

  縄文時代の遺跡における“くるみ”の出土例は、北海道から九州までの広範囲におよび、時期的にも草創期から晩期までの各時期にわたります。そのほとんどは自然由来のものか食料残滓として知られていますが、それとは別に装飾品として […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №309 ヒメグルミのペンダント―縄文人のおしゃれアイテム―»

調査員のおすすめの逸品 №308 縄文土器と調査員の鑑識眼

写真1 関津遺跡出土土器

 発掘調査に従事する調査員は、しばしば、警察の鑑識に例えられることがあります。テレビの警察のドラマで、事件現場の草叢をしゃがみながら鑑識の人が証拠品を探し、残された小さな証拠品を発見し、見つけてビニールの袋などに入れてい […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №308 縄文土器と調査員の鑑識眼»

調査員のおすすめの逸品 №307 焼けた粘土のカタマリー焼成粘土塊/その正体は? ー

焼成粘土塊(守山市赤野井湾遺跡出土)

 「粘土を捏ねて粘土紐を作り、その粘土紐を積み上げて土器の形を作り、表面に文様をつけて、乾燥させて、火で焼く。」これは縄文土器そのものを丁寧に観察することで見えてくる、縄文土器を作る大まかな工程・手順です。その中で、「土 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №307 焼けた粘土のカタマリー焼成粘土塊/その正体は? ー»

調査員のおすすめの逸品 №306 火の用心ー江戸時代の防火と桟瓦ー

写真1 桟瓦

 江戸時代、「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるほど火事が多かったことをご存じの方も多いでしょう。明暦3年(1657年)の明暦の大火(江戸)をはじめとして、享保9年(1724年)の妙知焼(大坂)、天明8年(1788年)の天 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №306 火の用心ー江戸時代の防火と桟瓦ー»

調査員のおすすめの逸品 №305 そのカーブが人を惑わす?米原市入江内湖遺跡の縄文時代の釣針

画像1:入江内湖遺跡出土釣針6点

 発掘調査をしておりますと、調査員がドギマギしてしまうような逸品がしばしば出てまいります。そんな時の現場はたいてい大騒ぎ。おのずと皆のテンションも上がります。発掘調査はやっぱり楽しいもの。今回ご紹介いたしますのは、小さい […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №305 そのカーブが人を惑わす?米原市入江内湖遺跡の縄文時代の釣針»

調査員のおすすめの逸品 №304 居酒屋から標本まで-標本物語①

写真1  バラバラな骨

 突然ですが、このバラバラに集められたもの(写真1)は一体何であると思いますか? その答えは、ブタの4本足のうち、左後ろ足先のホネです。一本分の足先を構成しているホネの数はなんと、49個!このよみものを書いている私は入社 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №304 居酒屋から標本まで-標本物語①»