: 大津市

新近江名所圖會 第354回 地名の由来になった遺構が残る遺跡―石居廃寺跡(いしずえはいじあと)―

写真2 礎石(中央のくぼみは柱を固定する加工)

 琵琶湖から流れ出す瀬田川には、琵琶湖の水位と下流に流れていく水量を調節する瀬田川洗堰(あらいぜき)が設けられています。この洗堰から東側へ1.6㎞ほどの距離に、石居廃寺跡は位置しています。その場所は瀬田丘陵の南側で緩やか […]Continue reading «新近江名所圖會 第354回 地名の由来になった遺構が残る遺跡―石居廃寺跡(いしずえはいじあと)―»

新近江名所圖會 第351回 擬宝珠(ぎぼし)に残る江戸時代のおもかげ―瀬田の唐橋―

写真3 「天明五年」と「明治八年」の銘文の擬宝珠

 近江八景の一つ「瀬田の夕照」で知られる瀬田の唐橋(写真1)については新近江名所圖会第42回・第58回にて紹介されていますが、今回は少し違った視点から唐橋をご紹介したいと思います。  唐橋は古代より畿内と東日本を結ぶ橋と […]Continue reading «新近江名所圖會 第351回 擬宝珠(ぎぼし)に残る江戸時代のおもかげ―瀬田の唐橋―»

新近江名所圖会 第340回 俳句がとりむすぶ人々の墓地―竜ケ丘俳人墓地

写真3 俳人墓地

 竜ケ丘俳人墓地は、JR琵琶湖線膳所駅のホームから南側をみると、目の前に崖状の段差があり、その上には建物が建ち並んでいます。建物群の向こうには、東西に国道1号線が走っており、建ち並ぶ建物群の間に、通過する車が見えかくれし […]Continue reading «新近江名所圖会 第340回 俳句がとりむすぶ人々の墓地―竜ケ丘俳人墓地»

新近江名所圖会 第338回  湖国の迎賓館と呼ばれた歴史あるホテルの建物-大津市「びわ湖大津館」 

正面玄関

 大津市域の琵琶湖西岸に位置する柳が崎は、かつては湖のレジャーを楽しむ水泳場などがあった場所として知られています。JR湖西線の大津京駅から北東側に1㎞ほどの距離にあたるこの場所には、平成10年(1998年)まで「琵琶湖ホ […]Continue reading «新近江名所圖会 第338回  湖国の迎賓館と呼ばれた歴史あるホテルの建物-大津市「びわ湖大津館」 »

新近江名所圖会 第337回 忘れ去られた道-芦浦街道を歩く【大津市編】

写真1 旧芦浦街道碑1

 その存在を知ったのは、2年前の令和元年(2019)の夏のことでした。小学校6年生だった娘の夏休みの地域学習の課題に、「地元の歴史を調べる」といったものがありました。その取材に付き合って、2人で大津市大萱集落を巡りました […]Continue reading «新近江名所圖会 第337回 忘れ去られた道-芦浦街道を歩く【大津市編】»

新近江名所圖会 第333回 じつは光秀だけじゃない?あの人ともつながりがあるお寺-大津市西教寺

写真3 客殿

 NHK大河ドラマ『麒麟が来る』の放送を機に明智光秀ゆかりの地をめぐる方々が増えているようです。今回はそうした光秀ゆかりの地の一つとして大津市の西教寺をご紹介します。  京阪石山坂本線の坂本比叡山口駅で下車し、西へ向かう […]Continue reading «新近江名所圖会 第333回 じつは光秀だけじゃない?あの人ともつながりがあるお寺-大津市西教寺»

調査員のおすすめの逸品 №296 縄文人の秋の味覚・クリー大津市粟津湖底遺跡出土クリ

写真2:植物遺体の堆積(粟津湖底遺跡)

 秋の味覚の代表といえば、クリ。この季節になると、コンビニのデザートコーナーもクリフェアーが開催されています。鋭いトゲをもつ外皮からのぞくツヤツヤとした茶色の果皮に、その果皮に包まれた種子の部分(私たちが食べるのはこの部 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №296 縄文人の秋の味覚・クリー大津市粟津湖底遺跡出土クリ»

新近江名所圖会 第329回 膳所藩主の御殿とその庭園-大津市瓦濱御殿・庭園

写真2 本多神社境内「石棺」

○膳所城とその遺構  膳所城は大津市膳所の湖岸にあった江戸時代のお城です。現在は本丸部分が膳所公園となり、お花見の名所として御存知の方が多いのではないでしょうか。 膳所城は関ケ原の合戦後、徳川家康が京への備えとして慶長6 […]Continue reading «新近江名所圖会 第329回 膳所藩主の御殿とその庭園-大津市瓦濱御殿・庭園»

新近江名所圖会 第326回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その2)

善念寺石垣碑

※第326回からの続き ◆おすすめPoint ◇善念寺裏の石垣(大津市大萱3丁目)  第2は大津市大萱3丁目の善念寺裏の石垣に洪水時の水位が刻まれています。石垣の上には「この下の横線は琵琶湖大洪水明治廿九年九月二十三日の […]Continue reading «新近江名所圖会 第326回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その2)»

新近江名所圖会 第325回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その1)

酒井神社石碑

 異常気象というべきでしょう。毎年、全国で地震や集中豪雨、台風による自然災害が頻発しています。河川の決壊による住宅の浸水や流失、土砂崩れによる生き埋めなど悲惨な災害が繰り返されています。  第218回『新近江名所圖會』で […]Continue reading «新近江名所圖会 第325回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その1)»