
安養寺廃寺は近江八幡市安養寺町に所在する古代寺院跡です。古くは、膳所藩の藩学を務めた寒川辰清(さむかわとききよ)が1723年に完成させた『近江輿地誌略』に寺院跡の存在が記されています。寺院建物に使われたとみられる礎石や […]Continue reading «調査員オススメの逸品第176回 近江八幡市安養寺廃寺から出土した飛雲文鬼瓦»
安養寺廃寺は近江八幡市安養寺町に所在する古代寺院跡です。古くは、膳所藩の藩学を務めた寒川辰清(さむかわとききよ)が1723年に完成させた『近江輿地誌略』に寺院跡の存在が記されています。寺院建物に使われたとみられる礎石や […]Continue reading «調査員オススメの逸品第176回 近江八幡市安養寺廃寺から出土した飛雲文鬼瓦»
当協会の部署の1つに,滋賀県立安土城考古博物館内の整理調査課安土分室があります。今回,逸品として取り上げるのは,そこで生まれた〈力作展示〉です。 この分室の業務の柱は,県内の発掘調査で得た資料を発掘調査報告書として刊 […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第174回 未来の考古学者の力作展示-中学生の職場体験と一般公開のコラボレーション!»
今回ご紹介するのは、私どもの第二のホームグラウンド――安土城考古博物館です。特にその中には面した回廊展示にスポットを当ててご紹介しましょう。 安土城考古博物館は平成4年に誕生しました。その建物には、煉瓦風の外壁やドー […]Continue reading «新近江名所圖会 第200回 安土城考古博物館の回廊展示-滋賀県立安土城考古博物館(その2)»
(近江八幡市千僧供町) 国道8号を野洲から近江八幡市街地へ向かって車で走り、六枚橋の交差点を左折して、県道14号を旧蒲生町方面に進んだあたりには、たくさんの遺跡があります。左前方の山には近江八幡市と東近江市にまたがる柴 […]Continue reading «新近江名所圖会 第185回 一本の大木が目印 トギス塚古墳と千増供古墳群»
平成25年11月から平成26年6月の調査で白鳳時代から奈良時代(約1300年前)にかけての寺院跡が新たに確認されました。 記者発表資料はこちらからダウンロードしていただけます。 なお、安養寺遺跡の遺物は8月3日(日)に安 […]Continue reading «安養寺遺跡記者発表(2014年8月)資料»
第53回「秀次の夢の跡―八幡山城―」で少しふれましたが、八幡堀は天正13年(1585年)に豊臣秀吉の甥の豊臣秀次によって築かれた八幡山城の内堀です。開削当初から両側が琵琶湖とつながり、外的の侵入から城を守るためというよ […]Continue reading «新近江名所圖会 第174回 八幡掘とその界隈»
(近江八幡市) 私のライフワークの1つに、天井川の研究があります。天井川の研究は、京都大学防災研究所が防災という視点から活発に研究されていますが、私は職業柄、考古学の視点から天井川を見つめています。そのきっかけとなった […]Continue reading «新近江名所圖会 第171回 川と人との関わり-日野川編-»
(近江八幡市千僧供町) 今回は、第72回で紹介した「生命の泉-明神池-」のおすすめPointで取り上げた椿神社にスポットをあてます。社伝によると、椿神社は長和5年(1016)に大津市坂本にある日吉山王(日吉大社)の上七 […]Continue reading «新近江名所圖会 第167回 椿神社・御館前遺跡»
(近江八幡市安土町常楽寺) その土地の人々の暮らしや地域の歴史と個性とが凝縮された景観に対して保護と継承を図る「重要文化的景観」。滋賀県では、平成25年(2013)4月時点で「近江八幡の水郷」「高島市海津・西浜・知内の […]Continue reading «新近江名所圖会 第166回 安土町の湧水»
(近江八幡市沖島町) 沖島については、第55回でも紹介しましたが、今回は少し違った視点から見てみたいと思います。 沖島は、近江八幡市伊崎の沖合、琵琶湖の中央部東岸寄りにある琵琶湖最大の島です。島の周囲は約12㎞、面積 […]Continue reading «新近江名所圖会 第156回 白洲正子が愛でた沖つ島山 -沖島その2-»