
滋賀県には1300箇所におよぶ城館跡があります。この中には、中世の史料に記された居館に比定されているものもあります。今回紹介する小脇館跡もその一例で、鎌倉時代に成立した歴史書、『吾妻鏡』に登場する佐々木信綱の御所に関連 […]Continue reading «新近江名所圖会 第345回 近江源氏佐々木氏の初期の居館跡 ―小脇館跡推定地―»
滋賀県には1300箇所におよぶ城館跡があります。この中には、中世の史料に記された居館に比定されているものもあります。今回紹介する小脇館跡もその一例で、鎌倉時代に成立した歴史書、『吾妻鏡』に登場する佐々木信綱の御所に関連 […]Continue reading «新近江名所圖会 第345回 近江源氏佐々木氏の初期の居館跡 ―小脇館跡推定地―»
ライト兄弟が有人動力飛行機を離陸させたのは1903年のこと。それからまもない1911年に、旧日本陸軍は早くも所沢に飛行場を開設し、4年後に飛行大隊を編成しています。1914年に始まった第一次世界大戦では飛行機が偵察・爆 […]Continue reading «新近江名所圖会 第344回 かつてはあった、近江の空の玄関口ー旧陸軍八日市飛行場»
書名 遺跡名 発行 県営水質保全対策事業(白鳥川中流2期地区)に伴う発掘調査報告書 三津屋遺跡 三津屋遺跡 2021.3 ほ場整備関係(経営体育成基盤整備事業)遺跡発掘調査報告書43 脇館遺跡 脇館遺跡 2021.3 大 […]Continue reading «報告書 2020(令和2)年度»
東近江市に所在する百済寺は、愛荘町の金剛輪寺、甲良町の西明寺とならんで湖東三山とよばれ、紅葉の名所としても有名です。鎌倉時代には、「天台別院」と称され大寺院として一大勢力を誇っていました。しかし、室町時代には度重なる兵 […]Continue reading «新近江名所圖会 第336回 兵どもの夢のあと-東近江市百済寺»
みなさんは、骨董品や、蔵などでみつかる「宝物」の中に、「古伊万里」や「伊万里焼」あるいは「唐津焼」などといった「お茶碗」や「お皿」などの名品といわれるものを目に、あるいは耳にしたことはありませんか? 実は、これらのお宝 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №298 謎が深まる畑地で見つかった「紅皿」-東近江三津屋遺跡出土品»
東近江市に所在する猪子(いのこ)山から繖(きぬがさ)山にかけて縦走する約7㎞程度のトレッキングルートを紹介します。このルートでは、近江の豊かな自然と共に、そこで築かれた歴史の一部を垣間見ることができます。岩船神社から急 […]Continue reading «新近江名所圖会 第332回 登って辿る近江の歴史-東近江トレイル猪子山〜繖山(東近江市)ー»
新茶が出回る季節がやってきました。最近はペットボトルのお茶が広く普及し、急須でお茶を淹(い)れたりする機会が減ってきましたが、時にはお茶を淹れたり点(た)てたりして、お茶の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 ◆ […]Continue reading «新近江名所圖会 第317回 幻の近江のお茶を求めて(その1) »
◆概要 金貝遺跡は東近江市八日市に所在する遺跡です。愛知川中流域に形成された扇状地の左岸に位置しています。この遺跡からは平成20年に行われた発掘調査で、奈良時代後半の神社本殿と考えられる建物が見つかりました。 見つかった […]Continue reading «新近江名所圖會 第289回 国内最古級となる三間社流造の神社本殿 東近江市金貝遺跡»
「伊達家」と聞いてまず何をイメージされますか?江戸時代に仙台藩領主として、陸奥国(現在の宮城県及びその周辺)をおさめていたことは、よく知られていると思います。しかし実は、伊達家の領地は、陸奥国以外に、常陸国(現在の茨城県 […]Continue reading «新近江名所圖會 第287回 伊達家に縁の地 東近江市上羽田~徳昌寺・陣屋跡~»
東近江市下羽田遺跡の調査に従事している時、 ふと土器を見ると、周囲が打ち欠かれている須恵器に目が止りました。その後、白磁などの輸入陶磁にもそのような現象があるため、興味を持っていました。 その翌年の調査で、一昨年にこの地 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第243回 割られた土器の謎»