: 関津城

調査員のおすすめの逸品 №341《滋賀をてらした珠玉の逸品⑱》用途不明の亀形銅製品ー大津市関津城出土ー

写真2 亀形銅製品

 関津城(せきのつじょう)は大津市南部の田上山(たなかみやま)から派生する丘陵先端部に築かれた、戦国時代の城跡として知られています。瀬田川の東岸に位置することから、近江の南の玄関口ともいえる水陸交通の要衝に立地しています […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №341《滋賀をてらした珠玉の逸品⑱》用途不明の亀形銅製品ー大津市関津城出土ー»

調査員のおすすめの逸品 №311 地味だけど重要な遺物―関津城と生津城から出土した壁土―

写真1 関津城出土の壁土

 一般に「お城」といえば「瓦葺きで白壁の天守があって、石垣があって…」と、姫路城や彦根城などの姿をイメージされる方が多いと思いますが、これらは「近世城郭」と呼ばれる日本の築城レベルが到達点に達した段階のお城で、数の割合か […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №311 地味だけど重要な遺物―関津城と生津城から出土した壁土―»

調査員オススメの逸品 第194回 甕の内外に線刻された「井」の記号-関津城出土備前焼大甕

 琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川は、南郷の洗堰を越えたあたりで川幅が狭くなり、西に曲がって山中を流れていきます。川幅が狭くなったあたりの左岸側には関津峠があり、古来旅人は大和(奈良)から山背国(山城国)を経て、この峠を越え […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第194回 甕の内外に線刻された「井」の記号-関津城出土備前焼大甕»