
土位遺跡は、愛知川扇状地に位置する平安時代ごろの集落遺跡です(土位遺跡の位置は、オススメの逸品第175回「土地条件図」に掲載しています)。近くには「延喜式」式内社のひとつに比定されている川桁御河辺神社(かわけたみかべじ […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第210回 堤防からみつかったキセル~東近江市土位遺跡»
土位遺跡は、愛知川扇状地に位置する平安時代ごろの集落遺跡です(土位遺跡の位置は、オススメの逸品第175回「土地条件図」に掲載しています)。近くには「延喜式」式内社のひとつに比定されている川桁御河辺神社(かわけたみかべじ […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第210回 堤防からみつかったキセル~東近江市土位遺跡»
文化財として指定されている神社や寺院、あるいは城といった建築物などを訪ねると、大概はその対象となる文化財についての説明が書かれた案内板を目にします。いずれも石造、金属・コンクリート等でできています。これは文化財保護法に […]Continue reading «新近江名所圖會 第251回 遺跡めぐりの強いミカタ-遺跡説明板その1 近江国庁編»
前回の続き。写真の世界にもデジタル化の波が押し寄せてきた。高性能デジタル一眼レフカメラの台頭により、フィルムカメラは消滅の危機に陥る・・・。良いモノには何物にも変え難い魅力がある。30年の時を経て繰り返される、「カメラ […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第209回 青春カメラから中高年の相棒へ オリンパスOM-3とOM-3Ti その3»
比良山は1,000m級の山々が連なり、古くから畿内を取り巻く清浄な霊山として承和3年(836)に嵯峨天皇によって七高山のひとつに勅定されています。この七高山には、近江の国から比叡山と伊吹山も挙げられ、延暦寺をはじめとし […]Continue reading «新近江名所圖會 第250回 比良山系最大級を誇る謎の山寺 -大津市ダンダ坊遺跡-»
前回の続き。名機OM-3を手にした山下青年とOM-3のカメラ・ライフが幕を開ける。 【一眼レフカメラの進化とOM-3】 OM-3のマルチスポットによって、初めて写真の面白さが分かったような気がした。スポット測光は、表 […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第208回 青春カメラから中高年の相棒へ オリンパスOM-3とOM-3Ti その2»
我々の仕事である発掘調査は、工事によりやむを得ず破壊される個所のみ行います。このような行為を記録保存というのですが、調査が終わった後には壊れた遺跡が残り、間もなく工事が行われます。現地説明会を行うと、「すごい遺跡だ。こ […]Continue reading «新近江名所圖會 第249回 遺跡があった証-国道下の塩津港遺跡の展示板»
【はじめに】 もう三十年以上も前の、今は昔のような話だが、父が東京の或る私立大学で勤続三十年を迎えた年のことである。父が言うには、勤続三十年を記念して、大学から十万円相当の贈り物があるとのことである。その贈り物は、十万 […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第207回 青春カメラから中高年の相棒へ オリンパスOM-3とOM-3Ti その1»
「江州柏原伊吹山のふもと 亀屋左京の切り艾(もぐさ)」♪―― “元祖コマーシャルソング”といわれるこの歌は、平成の現代からさかのぼること約三百年、伊吹艾の販促歌として、江戸時代中頃、元禄の頃に広まりました。 近江(江 […]Continue reading «新近江名所圖會 第248回 元祖コマーシャルソング”を生んだ地・近江国「柏原」»
テレビ番組で美術品を取り出す場面では、これ見よがしに白手袋が使われています。美術品に触れる際は、手袋をするのがマナーと思っている方も多いようです。しかし実際の博物館の現場では、学芸員が白手袋を使うケースは、実はあまり多 […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第206回 白手袋と懐中時計»
滋賀県には、多くの天井川があります。天井川とは川床が周囲の平地よりも高い位置にある河川のことで、一般的には「水源付近の荒廃によって土砂が流出し川床が上昇」→「氾濫を抑えるために堤防の築堤」→「河道の固定化により川床がさ […]Continue reading «新近江名所圖會 第247回 湖南市の隧道~大沙川隧道と由良谷川隧道»