江戸時代に盛んに刊行された『名所図会』は、寺社・旧跡・地名・景勝地などの由来や来歴の解説と、景色を描いた挿絵からなる案内地誌です。
『新近江名所図会』は現代版『名所図会』をめざし、定番のスポットから知る人ぞ知る隠れたスポットを、おすすめPointを交えながら紹介していきます。
江戸時代さながら、滋賀の名所に足を運んでみては!

新近江名所圖會 第364回「おごれる人も久しからず」・・・もう一つの平家終焉の地―野洲市平宗盛公胴塚―

写真2 平宗盛公胴塚

 寿永4年(1185)3月24日、平氏は、源氏との最後の戦いである壇ノ浦の戦いに敗れ、滅亡しました。戦いの舞台となった壇ノ浦は、平家終焉の地として有名です。  ところで、この戦いにおいて平氏の総大将だった人物は誰でしょう […]Continue reading «新近江名所圖會 第364回「おごれる人も久しからず」・・・もう一つの平家終焉の地―野洲市平宗盛公胴塚―»

新近江名所圖會 第363回 山間の田んぼの中に黒い物体が・・・―檜尾神社の黒鳥居―

写真1 田んぼの中の黒鳥居

 三重県伊賀市と滋賀県甲賀市甲南(こうなん)町のあたりは、小さな丘陵の谷間を縦横無尽に通る道がたくさんあり、自転車やオートバイでお散歩するのがとても楽しいところです。どこが県境か分かり難く、気が付けば三重県を走っていたり […]Continue reading «新近江名所圖會 第363回 山間の田んぼの中に黒い物体が・・・―檜尾神社の黒鳥居―»

新近江名所圖會 第362回 巨木が見守る湖岸の古社―大津市石坐神社(後編)

写真5 裏口にある小ぶりな社号票

 前回の第361回では神社の沿革、心地よい境内の雰囲気をご紹介しましたが、今回は細かな観察による、おすすめポイントの紹介です。 ◆おすすめポイント  ■二つの社号票  境内の正面口は、社地の北に接している東海道側にありま […]Continue reading «新近江名所圖會 第362回 巨木が見守る湖岸の古社―大津市石坐神社(後編)»

新近江名所圖會 第361回 巨木が見守る湖岸の古社―大津市石坐神社(前編)

写真2 本殿のやや西南にある榎の巨木

 石坐(いわい)神社は大津市西の庄に所在する神社です。大津市南部の市街地の中―なにを隠そう、当方の住まいのすぐ近所にあります。市街地であるものの、榎の巨木が繁茂する境内はいつも美しく掃き清められて、個人的にお気に入りの場 […]Continue reading «新近江名所圖會 第361回 巨木が見守る湖岸の古社―大津市石坐神社(前編)»

新近江名所圖會 第360回 大戸川沿いの不思議な石積み―大津市牧―

写真1 大戸川にかかる橋から撮影した石積み

 コロナウイルスの蔓延で、現地取材に行く機会が難しくなっています。そこで、今回は過去に撮影した画像を紹介します。  平成25年の夏頃、大津市上田上牧(かみたなかみまき)の大戸川(だいどがわ)沿いを走っていたときに不思議な […]Continue reading «新近江名所圖會 第360回 大戸川沿いの不思議な石積み―大津市牧―»

新近江名所圖會 第359回 山と水の神さまに感謝して、日々を暮らす―多賀町萱原の山村景観―

写真4・集落の入口にたたずむ二丈坊

 わたしの大好きな写真集のひとつに『ジャパン・カントリー・リビング』があります。写真家の木村しんさんと、アメリカ人の加藤エイミーさんが日本の田舎を旅して、いまや失われつつあるその集落景観の美と伝統について解説したものです […]Continue reading «新近江名所圖會 第359回 山と水の神さまに感謝して、日々を暮らす―多賀町萱原の山村景観―»

新近江名所圖會 第358回 辻村鋳物師の絆のあかし―栗東市辻、井口天神社の銅製鳥居―

写真1_井口天神社 銅製鳥居

 今回の名所図会では、滋賀県内では類例の少ない銅製の鳥居を御紹介してみようと思います。  かつて近江には、今回御紹介する栗東市辻をはじめ、東近江市長町(おさちょう)・同市五個荘三俣(ごかしょうみつまた)町・同市八日市金屋 […]Continue reading «新近江名所圖會 第358回 辻村鋳物師の絆のあかし―栗東市辻、井口天神社の銅製鳥居―»

新近江名所圖會 第357回 京立ちの守山泊り―守山宿を訪ねて―

写真2 道標

 中山道は、江戸日本橋を起点として京の三条大橋に至る、江戸時代に整備された街道です。京都から江戸へ下る場合、徒歩で一日目の行程にあたるのが、今回紹介する守山(もりやま)宿になります。天保14年(1843年)の『中山道宿村 […]Continue reading «新近江名所圖會 第357回 京立ちの守山泊り―守山宿を訪ねて―»

新近江名所圖會 第356回 道路に残る膳所城の名残り―大津市膳所城勢田口

図5 現在の地図に推定図を投影

   大津市膳所にあった膳所城は、関ヶ原合戦に勝利した徳川氏が、諸大名に命じて築かせた「天下普請(てんかぶしん)」第一号の城郭です。しかし、明治時代の初期に取り壊されたため、現地へ出かけてもその姿がわからない城でもありま […]Continue reading «新近江名所圖會 第356回 道路に残る膳所城の名残り―大津市膳所城勢田口»

新近江名所圖會 第355回 やっと拝観できた山上の本堂―近江八幡市桑實寺

写真4 桑実寺本堂

 近江八幡市安土町にある滋賀県立安土城考古博物館に通勤するようになって、1年と4か月。しかしその間、JR琵琶湖線安土駅と博物館を自転車で往復するばかりで、安土町内の史跡・名所をまったく見られていないことに、ずっと不完全燃 […]Continue reading «新近江名所圖會 第355回 やっと拝観できた山上の本堂―近江八幡市桑實寺»