江戸時代に盛んに刊行された『名所図会』は、寺社・旧跡・地名・景勝地などの由来や来歴の解説と、景色を描いた挿絵からなる案内地誌です。
『新近江名所図会』は現代版『名所図会』をめざし、定番のスポットから知る人ぞ知る隠れたスポットを、おすすめPointを交えながら紹介していきます。
江戸時代さながら、滋賀の名所に足を運んでみては!

新近江名所圖会 第194回信長・佐和山城攻めの跡―物生山(むしやま)城―

 彦根市松原町に所在する松原内湖遺跡において、平成26(2014)年度の発掘調査で戦国期の堀切(ほりきり)・竪堀(たてぼり)が見つかり、平成27年1月25日に開催した現地説明会では、240人もの方々に見学いただきました。 […]Continue reading «新近江名所圖会 第194回信長・佐和山城攻めの跡―物生山(むしやま)城―»

新近江名所圖会 第193回 熊野紀行(2) ―熊野の滝

 近江八幡駅からバスで延々1時間、蒲生野・木村古墳群をぬけ、日野の町中を過ぎ、中野城の付近を通り、近江鉄道バスは終点北畑口に着きました。親切にバスの時刻表までくれた運転手さんともここでお別れです。  北畑口のバス停は待合 […]Continue reading «新近江名所圖会 第193回 熊野紀行(2) ―熊野の滝»

新近江名所圖会 第192回熊野紀行(1) ―熊野のヒダリマキガヤ

 日野町熊野は綿向山南西麓の山間にある村です。熊野集落の歴史は古く、約1000年前の平安時代の中頃に綿向信仰により開かれたとされ、鎌倉時代頃には日吉神社の荘園となっていました。集落の中にスギの古木に囲まれて鎮座する熊野神 […]Continue reading «新近江名所圖会 第192回熊野紀行(1) ―熊野のヒダリマキガヤ»

新近江名所圖会 第191回「石の長者」木内石亭ゆかりの燈籠 幸神神社(大津市下阪本四丁目)

 大津市札の辻で東海道と分岐し、琵琶湖西岸を通り敦賀までを結ぶ西近江路。全長70余kmのその街道は、北陸と京・大坂(大阪)を結ぶ主要街道として古くから多くの人々に利用されてきました。 街道の途中、大津市下阪本の町並みに入 […]Continue reading «新近江名所圖会 第191回「石の長者」木内石亭ゆかりの燈籠 幸神神社(大津市下阪本四丁目)»

新近江名所圖絵 第190回 小谷神社石造狛犬から浅井三代の城ー小谷城をしのぶ

写真1小谷神社石造狛犬

 第88回で、伊藤愛さんが「浅井三代の城―小谷城」というタイトルで、城と浅井氏との関係について書かれています。今回は、その驥尾に付して、当館で最近立て続けに展示させて頂いた浅井氏ゆかりと思われる石造狛犬を紹介し、小谷城の […]Continue reading «新近江名所圖絵 第190回 小谷神社石造狛犬から浅井三代の城ー小谷城をしのぶ»

新近江名所圖会 第189回 ハルカスを遙かに見透かす神の杉―玉体杉

玉体杉

 比叡山籠山修行の一つに「千日回峰行」があります。この行は、7年千日をかけ、比叡山中、京都市中を歩き回る行で、その歩かれる距離は、約30万㎞にも及ぶと言われています。行者様は、700日の回峰の終了後、「堂入り(9日間、寝 […]Continue reading «新近江名所圖会 第189回 ハルカスを遙かに見透かす神の杉―玉体杉»

新近江名所圖会 第188回 百済寺-中世の僧坊酒-

 釈迦山百済寺は、金剛輪寺・西明寺とともに湖東三山の一つに数えられる天台宗の寺院です。寺伝によると,その創建は推古14年(606)と伝えられており、中世末頃の寺域は東谷・西谷・南谷・北谷の尾根筋ごとに僧坊が点在するほどの […]Continue reading «新近江名所圖会 第188回 百済寺-中世の僧坊酒-»

新近江名所圖会 第187回 卯建のあがる風景

旧西川家住宅

(近江八幡市新町界隈)  現在では、ほとんど聞くことがなくなりましたが、「うだつを上げる。うだつが上がらない」という言葉があります。  この「うだつ」とはいったい何なんでしょうか。漢字では、「梲」とか「卯建」「宇立」など […]Continue reading «新近江名所圖会 第187回 卯建のあがる風景»

新近江名所圖会 第186回 悲運の皇子 大友皇子の陵墓 -弘文天皇長等山前陵-

弘文天皇陵

 672年に勃発した壬申の乱は、日本古代史上最大の争乱としてよく知られています。いうまでもなく、大津宮を造営した天智天皇の没後、太政大臣であった息子の大友皇子と、吉野へと出家していた弟の大海人皇子の間に起こった皇位継承を […]Continue reading «新近江名所圖会 第186回 悲運の皇子 大友皇子の陵墓 -弘文天皇長等山前陵-»

新近江名所圖会 第185回 一本の大木が目印 トギス塚古墳と千増供古墳群

トギス塚古墳

(近江八幡市千僧供町)  国道8号を野洲から近江八幡市街地へ向かって車で走り、六枚橋の交差点を左折して、県道14号を旧蒲生町方面に進んだあたりには、たくさんの遺跡があります。左前方の山には近江八幡市と東近江市にまたがる柴 […]Continue reading «新近江名所圖会 第185回 一本の大木が目印 トギス塚古墳と千増供古墳群»