江戸時代に盛んに刊行された『名所図会』は、寺社・旧跡・地名・景勝地などの由来や来歴の解説と、景色を描いた挿絵からなる案内地誌です。
『新近江名所図会』は現代版『名所図会』をめざし、定番のスポットから知る人ぞ知る隠れたスポットを、おすすめPointを交えながら紹介していきます。
江戸時代さながら、滋賀の名所に足を運んでみては!

新近江名所圖会第208回 膳所六万石城下町の出入口

 慶長6年(1601年)に徳川家康のよって築城された膳所城については、新近江名所圖絵165号等でご紹介しました。今回は旧東海道に設けられた膳所城下町への出入口についてご紹介します(図1)。  大津市粟津町にある粟津中学校 […]Continue reading «新近江名所圖会第208回 膳所六万石城下町の出入口»

新近江名所圖絵第207回 大津蔵屋敷の面影を訪ねて(その2)

 前回に引き続き、江戸時代の港湾都市大津を訪ねる旅を続けましょう。  京阪浜大津駅の南側を通る道を線路に沿って東に進むと、すぐにNTT西日本滋賀支店のビルが見えてきます。この支店の敷地がかつての彦根藩大津蔵屋敷跡です(写 […]Continue reading «新近江名所圖絵第207回 大津蔵屋敷の面影を訪ねて(その2)»

新近江名所圖絵第206回 大津蔵屋敷の面影を訪ねて(その1)

 江戸時代、大名の格式を決める基準となったのは、所領から取れる米の量(石高)でした。石高の大小によって、城を持てるか、それとも陣屋で我慢しなければならないかなどといった大名の格式を幕府は細かく定めていました。その基準とな […]Continue reading «新近江名所圖絵第206回 大津蔵屋敷の面影を訪ねて(その1)»

新近江名所圖会 第205回 静寂にたたずむ江戸の名残-大庄屋諏訪家屋敷

 中山道を中心に、今日もますます発展を続けている守山市。現在では守山駅周辺が中心となっていますが、かつてこの地域の中心は、中山道と湖岸の赤野井港を結ぶ交通の要衝であった赤野井だったといわれています。そして現在、赤野井町の […]Continue reading «新近江名所圖会 第205回 静寂にたたずむ江戸の名残-大庄屋諏訪家屋敷»

新近江名所圖会 第204回 古代の暮らしを体験する―竪穴建物をみて・なかに入る

 自分が小学生だった頃、社会の授業で歴史を習ったときに「竪穴住居」という言葉が出てきたかどうか、まったく覚えていません。しかし少なくとも現在では、ごく普通に教科書で「竪穴住居」という言葉が紹介されており、写真も掲載されて […]Continue reading «新近江名所圖会 第204回 古代の暮らしを体験する―竪穴建物をみて・なかに入る»

新近江名所圖会第203回 消えゆくムラの人の姿-高時川上流の廃村群-

 発掘調査で見つかるムラ。縄文時代・弥生時代・古墳時代・奈良時代・平安時代・鎌倉時代・室町時代・江戸時代、それぞれの時代にムラが栄え、やがて消えていきました。ムラが消えていくのは、それぞれの時代で何らかの大事な理由があっ […]Continue reading «新近江名所圖会第203回 消えゆくムラの人の姿-高時川上流の廃村群-»

新近江名所圖会 第202回 大溝城と大溝陣屋を訪ねて-高島市高島町勝野-

◆乙女ヶ池 JR湖西線高島駅のすぐ東に接して高島病院があります。この病院の南東側には,乙女ヶ池が広がっています。この乙女ヶ池は,もともとこの付近に琵琶湖に面した湾があって,その湾口付近に土砂が堆積した結果,湾の入口が琵琶 […]Continue reading «新近江名所圖会 第202回 大溝城と大溝陣屋を訪ねて-高島市高島町勝野-»

新近江名所圖会第201回 草津市北西部に集中する古代寺院群 ―花摘寺廃寺・観音堂廃寺等―

 草津市北西部の下物(おろしも)町から北大萱町にかけての一帯は、7世紀後半代の白鳳文化期に造営された古代寺院跡が集中する地域です。県道26号(通称浜街道)に沿う南北2㎞の範囲内に,実に7か所も古代寺院推定地があり、全国的 […]Continue reading «新近江名所圖会第201回 草津市北西部に集中する古代寺院群 ―花摘寺廃寺・観音堂廃寺等―»

新近江名所圖会 第200回 安土城考古博物館の回廊展示

 今回ご紹介するのは、私どもの第二のホームグラウンド――安土城考古博物館です。特にその中には面した回廊展示にスポットを当ててご紹介しましょう。  安土城考古博物館は平成4年に誕生しました。その建物には、煉瓦風の外壁やドー […]Continue reading «新近江名所圖会 第200回 安土城考古博物館の回廊展示»

新近江名所圖会 第199回 ご本尊秘仏14年ぶりにご開帳!-湖南市 岩根山善水寺-

 旧甲西町岩根(現在の湖南市岩根)に位置する善水寺は、旧石部町(現在の湖南市)の長寿寺・常楽寺とともに、「湖南三山」として古くから知られる天台寺院です(写真1)。  その縁起は奈良時代に遡るとされ、和銅年間(708~71 […]Continue reading «新近江名所圖会 第199回 ご本尊秘仏14年ぶりにご開帳!-湖南市 岩根山善水寺-»