江戸時代に盛んに刊行された『名所図会』は、寺社・旧跡・地名・景勝地などの由来や来歴の解説と、景色を描いた挿絵からなる案内地誌です。
『新近江名所図会』は現代版『名所図会』をめざし、定番のスポットから知る人ぞ知る隠れたスポットを、おすすめPointを交えながら紹介していきます。
江戸時代さながら、滋賀の名所に足を運んでみては!

新近江名所圖会 第315回 琵琶湖の制水門-大津市南郷洗堰と瀬田川洗堰 

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 琵琶湖には、野洲川をはじめとして多数の河川が流入しています。しかし、琵琶湖から流出する河川は瀬田川しかありません(運河を含めると琵琶湖疏水も該当します 名所図会第62回~琵琶湖第一疏水大津閘門参照)。ですから、瀬田川か […]Continue reading «新近江名所圖会 第315回 琵琶湖の制水門-大津市南郷洗堰と瀬田川洗堰 »

新近江名所圖会 第314回 今は行けないからこそ、史跡や遺跡の予習をしませんか?-滋賀県立安土城考古博物館ホームページ 

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 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため外出を自粛されている方が大勢いらっしゃると思います。我が家も幼稚園児の長女と2才の次女が体力を持て余して、家の中が大変なことになっています。  私が勤務している滋賀県立安土 […]Continue reading «新近江名所圖会 第314回 今は行けないからこそ、史跡や遺跡の予習をしませんか?-滋賀県立安土城考古博物館ホームページ »

新近江名所圖会 第313回 山に残る「寺」と「城」と「採石場」-歓喜寺遺跡-

写真1:歓喜寺薬師堂

 私どもが普段実施している発掘調査は開発事業に伴う場合が大半であるため、どちらかといえば平野部で行われることが多くあります。地中に埋もれた遺跡の姿を探るには、ほぼ発掘調査成果が不可欠であるといっても過言ではありません。一 […]Continue reading «新近江名所圖会 第313回 山に残る「寺」と「城」と「採石場」-歓喜寺遺跡-»

新近江名所圖会 第312回 繖山のパワースポット-近江八幡市 観音寺城・観音正寺

写真1:観音正寺境内

 観音寺城は近江守護佐々木六角氏が戦国時代に整備し、住まいとした城です。観音寺城跡は構造が独特で、評価のむずかしい城でした。山城なのに曲輪をひな壇のように整然と配列してそのあいだを登城道が直線に貫通しています。容易に山上 […]Continue reading «新近江名所圖会 第312回 繖山のパワースポット-近江八幡市 観音寺城・観音正寺»

新近江名所圖会 第311回 湖を見守る三つの古墳-大津市膳所茶臼山古墳

図3:現地では段築と造出部がしっかりと確認できる 赤線:造出部 緑線:段築部分

 滋賀県には、100mを超えるような前方後円墳が3基あります。北から順番に挙げますと、彦根市にある荒神山の山頂部付近にある荒神山古墳、近江八幡市にある安土瓢箪山古墳、そして今回名所として取り上げる、大津市にある膳所茶臼山 […]Continue reading «新近江名所圖会 第311回 湖を見守る三つの古墳-大津市膳所茶臼山古墳»

新近江名所圖会 第310回 蹴鞠の社ー大津市平野神社

写真1:平野神社本殿

・社の沿革  平野神社は大津市域を縦断する京阪電車石坂線石場駅から徒歩5分ほどのところにある神社です(写真1)。御由緒略記によれば、御祭神は平野大明神―第十六代仁徳天皇(大鷦鷯天皇:おほさざきのすめらみこと)と、精大明神 […]Continue reading «新近江名所圖会 第310回 蹴鞠の社ー大津市平野神社»

新近江名所圖会 第309回 悠久のときが描く、ミルクロード ー乳白色に輝く芹川の景観ー

白く輝く芹川2

 川の色といえば、「青」と連想する方がほとんどでしょう。 ここ滋賀県には、琵琶湖に注ぐ河川が数多くあります。その中に、美しい「乳白色」のせせらぎを楽しめる河川があるのをご存知でしょうか?それが、多賀町を横断するように琵琶 […]Continue reading «新近江名所圖会 第309回 悠久のときが描く、ミルクロード ー乳白色に輝く芹川の景観ー»

新近江名所圖会 第308回 「かるた」だけではない近江神宮の見どころー大津市 時計館宝物館

写真1:漏刻

  近江神宮は大津市を南北に走る京阪電車石坂線の近江神宮前駅から徒歩5分ほどのところに所在する神社です。御祭神は第38代天智天皇で、天智6年(667)年に天皇が遷都した大津宮の推定地であるこの場所に昭和15年に創建されま […]Continue reading «新近江名所圖会 第308回 「かるた」だけではない近江神宮の見どころー大津市 時計館宝物館»

新近江名所圖会 第307回 民俗学者宮本常一の足跡とともにー長浜市茶わん祭の館-

写真3 茶わん祭曳山

   第220回で少しだけご紹介した、昭和39(1964)年に廃線となった旧北陸線(柳ヶ瀬線)の中之郷駅跡(写真1)ですが、この中之郷駅がまだ現役で活躍していた昭和13(1938)年3月、この駅から東に峠を越え、谷あいの […]Continue reading «新近江名所圖会 第307回 民俗学者宮本常一の足跡とともにー長浜市茶わん祭の館-»

新近江名所圖会 第306回 「鈎の陣所」跡と伝わる遺構―栗東市永正寺の土塁―

「鈎」とはあまり見慣れない漢字ですが、「鉤」(かぎ)の異体字です。栗東市北部の平野部にはこの「鈎」の名がついた地域(上鈎・下鈎)があり、「まがり」と読みます。この漢字は屈曲部を持つ金属製品を指す意味を持っているため、この […]Continue reading «新近江名所圖会 第306回 「鈎の陣所」跡と伝わる遺構―栗東市永正寺の土塁―»

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