江戸時代に盛んに刊行された『名所図会』は、寺社・旧跡・地名・景勝地などの由来や来歴の解説と、景色を描いた挿絵からなる案内地誌です。
『新近江名所図会』は現代版『名所図会』をめざし、定番のスポットから知る人ぞ知る隠れたスポットを、おすすめPointを交えながら紹介していきます。
江戸時代さながら、滋賀の名所に足を運んでみては!

新近江名所圖会 第321回 戦国時代の神社建築-草津市新宮神社

本殿

 南草津駅東側に位置する草津市野路一帯は旧東海道がその中心部を通り、平安時代後期から鎌倉時代にかけて「野路宿」が置かれた交通の要衝の一つでした。野路の名は『玉葉』や『十六夜日記』といった古記録などにも見られ、「萩の玉川( […]Continue reading «新近江名所圖会 第321回 戦国時代の神社建築-草津市新宮神社»

新近江名所圖会 第320回 「ウサギとカメ」の学びの館-豊郷町旧豊郷小学校 

写真2 「ウサギとカメ」の像

 豊郷町旧豊郷小学校は、テレビアニメ「けいおん」ゆかりの地として人気のある場所です。「けいおん」は、私立桜が丘女子高等学校の軽音部を舞台とした青春テレビアニメで、2009年から2010年にかけて放映され、アニメの舞台をめ […]Continue reading «新近江名所圖会 第320回 「ウサギとカメ」の学びの館-豊郷町旧豊郷小学校 »

新近江名所圖会 第319回 牛に引かれて善光寺参り-栗東市新善光寺 

新善光寺山門

 新善光寺は、JR手原駅の南側を通る、旧東海道沿いにある浄土真宗のお寺です。  鎌倉時代中期に、平重盛の末裔である小松宗定という人が、平氏の供養のために信濃の善光寺阿弥陀如来坐像の分身を招来したのがその始まりとされていま […]Continue reading «新近江名所圖会 第319回 牛に引かれて善光寺参り-栗東市新善光寺 »

新近江名所圖会 第318回 幻の近江のお茶を求めて(その2) 

滋賀県農業試験場果樹園跡の石碑

 滋賀県内には、今は知られていないけれども、かつて茶が栽培されていたところがあちこちにありました。今回は膳所について触れてみます。膳所はかつて一時期茶が作られたものの、いまはほとんどそのことを知る人はいません。 膳所には […]Continue reading «新近江名所圖会 第318回 幻の近江のお茶を求めて(その2) »

新近江名所圖会 第317回 幻の近江のお茶を求めて(その1) 

中川誠盛堂茶舗(大津市)店内の茶箱

 新茶が出回る季節がやってきました。最近はペットボトルのお茶が広く普及し、急須でお茶を淹(い)れたりする機会が減ってきましたが、時にはお茶を淹れたり点(た)てたりして、お茶の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 ◆ […]Continue reading «新近江名所圖会 第317回 幻の近江のお茶を求めて(その1) »

新近江名所圖会 第316回 駅近で重要文化財が楽しめる-野洲市円光寺- 

写真2 九重石塔

 JR野洲駅から徒歩10分、「久野部」交差点の西側にある立派な門構えの寺院が円光寺です。円光寺は、天台宗の開祖、最澄が開創したと伝える天台山門派の長福寺と真盛派の円光寺を統合して成立した寺院で、現在は天台真盛宗に属し、歓 […]Continue reading «新近江名所圖会 第316回 駅近で重要文化財が楽しめる-野洲市円光寺- »

新近江名所圖会 第315回 琵琶湖の制水門-大津市南郷洗堰と瀬田川洗堰 

画像2

 琵琶湖には、野洲川をはじめとして多数の河川が流入しています。しかし、琵琶湖から流出する河川は瀬田川しかありません(運河を含めると琵琶湖疏水も該当します 名所図会第62回~琵琶湖第一疏水大津閘門参照)。ですから、瀬田川か […]Continue reading «新近江名所圖会 第315回 琵琶湖の制水門-大津市南郷洗堰と瀬田川洗堰 »

新近江名所圖会 第314回 今は行けないからこそ、史跡や遺跡の予習をしませんか?-滋賀県立安土城考古博物館ホームページ 

写真1

 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため外出を自粛されている方が大勢いらっしゃると思います。我が家も幼稚園児の長女と2才の次女が体力を持て余して、家の中が大変なことになっています。  私が勤務している滋賀県立安土 […]Continue reading «新近江名所圖会 第314回 今は行けないからこそ、史跡や遺跡の予習をしませんか?-滋賀県立安土城考古博物館ホームページ »

新近江名所圖会 第313回 山に残る「寺」と「城」と「採石場」-歓喜寺遺跡-

写真1:歓喜寺薬師堂

 私どもが普段実施している発掘調査は開発事業に伴う場合が大半であるため、どちらかといえば平野部で行われることが多くあります。地中に埋もれた遺跡の姿を探るには、ほぼ発掘調査成果が不可欠であるといっても過言ではありません。一 […]Continue reading «新近江名所圖会 第313回 山に残る「寺」と「城」と「採石場」-歓喜寺遺跡-»

新近江名所圖会 第312回 繖山のパワースポット-近江八幡市 観音寺城・観音正寺

写真1:観音正寺境内

 観音寺城は近江守護佐々木六角氏が戦国時代に整備し、住まいとした城です。観音寺城跡は構造が独特で、評価のむずかしい城でした。山城なのに曲輪をひな壇のように整然と配列してそのあいだを登城道が直線に貫通しています。容易に山上 […]Continue reading «新近江名所圖会 第312回 繖山のパワースポット-近江八幡市 観音寺城・観音正寺»

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