『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 No.38 大きな大きな遺物 -清滝寺・能仁寺遺跡出土常滑焼大甕-

 今回は、私がこれまで整理調査で取り扱った中で一番大きな遺物、清滝寺・能仁寺遺跡(きよたきでら・のうにんじいせき)出土の「常滑焼大甕」をご紹介します。  米原市清滝にある、弘安6年(1283年)に開基された清滝寺は、京極 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.38 大きな大きな遺物 -清滝寺・能仁寺遺跡出土常滑焼大甕-»

調査員のおすすめの逸品 No.37 暮らしを語る縄文人のアート  最古級の「漆塗り椀」-入江内湖遺跡出土-

 2004年の年度末、私は米原市に所在する入江内湖遺跡で調査していました。この遺跡は、琵琶湖のほとりの遺跡で、関西地方の縄文文化を語る上で欠かせない資料がたくさん眠っていました。今回はその1つをご紹介しましょう。  湖北 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.37 暮らしを語る縄文人のアート  最古級の「漆塗り椀」-入江内湖遺跡出土-»

調査員のおすすめの逸品 No.36 地球に優しい、ECOな逸品-紙箱-

 ガサゴソガサゴソという音が整理室から聞こえます。ネズミが出た?そうではありません。整理調査を担当している調査補助員さんが折り紙をし ている音です。千羽鶴を折っている?そうではありません。「紙箱」を折っている音です。   […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.36 地球に優しい、ECOな逸品-紙箱-»

調査員のおすすめの逸品 No.35 薄葉紙-万能和紙-

 「うすようし」というとあまり耳慣れない言葉だと思いますが、一般的にはシガレットペーパーや謄写版原紙などの薄い紙の総称で、今日私たちが日頃 よく見かけるのは、例えば、洋服を買ったときなどに包んでくれる薄い紙が代表的なもの […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.35 薄葉紙-万能和紙-»

調査員のおすすめの逸品 No.34 赤い骸骨-宇佐山古墳群出土-

 箱式石棺の蓋石を1枚ずつ開けていくと、西端にあった蓋石の下から頭蓋骨が出土しました。発掘調査では、むかしの人々が使った住居などといった生活の痕跡が見つかったり、土器や石器などといった生活道具が出土したりしますが、実際そ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.34 赤い骸骨-宇佐山古墳群出土-»

調査員のおすすめの逸品 No.33 遺物の保管術-タッパー容器-

 今回、私がお勧めする逸品は、「タッパー容器」です。主に食品などを入れる容器がなぜお勧めなのか、意外に思われる方は多いかもしれません。ですが、遺跡から出土した遺物を保管するのに大変便利なアイテムなのです。  発掘調査を行 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.33 遺物の保管術-タッパー容器-»

調査員のおすすめの逸品 No.32 曲がり肥後

 曲がり肥後?はて?何のことでしょう?  肥後守(ひごのかみ)という和製ナイフをご存じでしょうか?筆者と同年代(東京オリンピックにリアルタイムでときめいた世代)の男子諸君が、 少年の頃、きっとお世話になっただろう折りたた […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.32 曲がり肥後»

調査員のおすすめの逸品 No.31 もしかして金の毛抜き!!―夏見城遺跡出土毛抜き―

 いつの時代も身だしなみには気を使うものです。今回紹介する逸品は、今も昔も身だしなみの必需品「毛抜き」です。この毛抜きは、湖南市夏見にある夏見城遺跡から出土したものです。夏見城は、現在も字名に残っているように、土豪であっ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.31 もしかして金の毛抜き!!―夏見城遺跡出土毛抜き―»

調査員のおすすめの逸品 No.30 う~んナイスバディ ―相谷熊原遺跡出土土偶―

 連日寒い日が続いていた。霜柱は10cm近くまで成長し、四方八方から強風が吹く日々であった。時には1日中氷点下の日もあった。そんな日は現場で凍死するんじゃないか?と思うこともある。しかし不思議ことに、すごい遺構や遺物は、 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.30 う~んナイスバディ ―相谷熊原遺跡出土土偶―»

調査員のおすすめの逸品 No.29 少年、歴史に出会う ―手塚治虫『火の鳥 黎明編』―

 「調査員の逸品」シリーズの趣旨からは少し逸脱しているかもしれません。しかも30年近く前の個人的な昔話ですから、ささやかなエピソードとしてお読み下さい。  山口百恵が白いマイクを置いて私たちの前から姿を消した1980(昭 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.29 少年、歴史に出会う ―手塚治虫『火の鳥 黎明編』―»