『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 No.63 リサイクルの要?-カナメモチの木-

 発掘調査の仕事で測量杭を打ち込んだりする時に使う、ハンマーやカケヤ(大きな木槌)、これらの柄が使っている最中にことのほかよく折れます。折れれば当然使い物にならないのですが、ヘッド部分はまだまだ使え、捨てるにはもったいな […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.63 リサイクルの要?-カナメモチの木-»

調査員のおすすめの逸品 No.62 “冠”を被ったけったいな姿の人物たち ―関津遺跡出土絵画木製品―

 大津市関津遺跡といえば、これまでの発掘調査で奈良時代から平安時代前期に大和と近江を最短距離で結ぶ「田原道」とその道路沿いに官衙などの建物が配置されていたこと、室町時代の大規模な港湾施設が整備されていたこと、また隣接する […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.62 “冠”を被ったけったいな姿の人物たち ―関津遺跡出土絵画木製品―»

調査員のおすすめの逸品 No.61 大河ドラマ関連で重宝された肖像画写-浅井長政夫妻画像-

 早いもので、安土城考古博物館が開館してこの秋で19年になります。実は、私が安土城博の学芸員になったのも同じ年の4月。いろいろな意味で私は、館と一緒に歩み、成長(?)してきたわけです。  開館した平成4年頃は、安土城跡の […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.61 大河ドラマ関連で重宝された肖像画写-浅井長政夫妻画像-»

調査員のおすすめの逸品 No.60 こだわりのフィルムカメラ

 財団法人滋賀県文化財保護協会に就職することになり、最初に私が勤務したのは滋賀県立安土城考古博物館内にある調査整理課という部署でした。初日に、先輩方に施設を案内してもらった後の昼食時のことです。雑談の中で、学生時代に8ミ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.60 こだわりのフィルムカメラ»

調査員のおすすめの逸品 No.59 Bigな住居は何のため!? -相谷熊原遺跡の竪穴建物

 滋賀県埋蔵文化財センターでは夏休みの期間中、『体感!夏休み発掘速報2011』が開催されています。昨年度に県内の発掘調査現場で出土した考古遺物や遺跡の説明がわかりやすく展示されています。夏休みの自由研究をどうしようか、な […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.59 Bigな住居は何のため!? -相谷熊原遺跡の竪穴建物»

調査員のおすすめの逸品 No.58 やはり文字はすごい!-六反田遺跡出土木簡

 遺跡や遺構の性格、これを判断したり決定することは調査員にとって最も悩ましい仕事の一つである反面、解明したときの醍醐味は格別です。  遺構検出時には地面を丁寧に削り、土の色の変化を見つけ出します。掘削時にはそれがどのよう […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.58 やはり文字はすごい!-六反田遺跡出土木簡»

調査員のおすすめの逸品 No.57 近江と大和を結ぶ土器-関津遺跡出土の大和型瓦器

 大津市関津遺跡では、大和型瓦器と呼称される器が多数出土しています。  瓦器とは、鎌倉時代を中心に平安時代後期から室町時代にかけて使用されたもので、器の表面を燻し焼きすることにより金属的な光沢感をもたせた土器です。  仏 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.57 近江と大和を結ぶ土器-関津遺跡出土の大和型瓦器»

調査員のおすすめの逸品 No.56 土器観察の必需品-ペンライト

 土器をはじめ、さまざまな遺物を詳細に観察することは、考古学の基本中の基本です。だから、考古学を学ぶ者にとって「モノが見られない(=観察できない)」といわれることは、かなり致命的です。  研究会やあるいは博物館の展示会場 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.56 土器観察の必需品-ペンライト»

調査員のおすすめの逸品 No.55 弥生時代の大臼-草津市柳遺跡出土-

 今回紹介する臼は、2001年に草津市の柳遺跡から出土したものです。発掘調査は草津川放水路(新草津川)改修工事の事前調査として実施しました。この調査は、翌2002年に予定されていた新川の暫定通水に向けて、広い面積を短期間 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.55 弥生時代の大臼-草津市柳遺跡出土-»

調査員のおすすめの逸品 No.54 スクエアサイズの逸品-ゼンザブロニカSQ-Ai

 新年度に入り、わが滋賀県文化財保護協会にも小林裕季君という可愛らしい新人職員が入ってきました。彼を見ていると、平成元年に琵琶湖文化館で学芸員人生を始めた前後の出来事が、走馬燈のようにフラッシュバックしてきます。近年めっ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.54 スクエアサイズの逸品-ゼンザブロニカSQ-Ai»