『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品№256 大中の湖南遺跡出土の独鈷石

写真2長浜市山階町出土独鈷石[両頭石斧](滋賀県立琵琶湖文化館蔵)

 大中の湖南遺跡(近江八幡市・東近江市)は、安土城跡、観音寺城跡、瓢簞山古墳とともに近江風土記の丘を構成する国指定史跡の1つです。昭和39年(1964年)に大中の湖の干拓工事中に発見され、滋賀県教育委員会が昭和41年まで […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品№256 大中の湖南遺跡出土の独鈷石»

調査員のオススメの逸品 №255 はたして本物か?―大津市関津遺跡出土の「二朱銀」と骨董市の「二分判金」―

写真1 骨董市の二分判金

ある日、私は骨董市へ行って様々な骨董品を眺めていました。実は、趣味である将棋の盤と駒を探しに出向いたのですが、将棋セットを探し当てる前にある品物に目が留まりました。そこには、たくさんの貨幣が小さな容器に雑然と入れられてい […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №255 はたして本物か?―大津市関津遺跡出土の「二朱銀」と骨董市の「二分判金」―»

調査員のオススメの逸品 №254 発掘作業の大事な“おとも”・・・一輪車

写真1 一輪車(=孤輪車)

この連載では、発掘作業の中で私たち調査員が日常的に使う道具の数々が紹介されてきています。今回はその中から、「一輪車」をご紹介したいと思います。 「一輪車」といえば、皆さんはどのようなものをイメージするのでしょう?私は完全 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №254 発掘作業の大事な“おとも”・・・一輪車»

調査員のオススメの逸品 №253 栗東市蜂屋遺跡の法隆寺式軒瓦

写真1

 栗東市の蜂屋遺跡では、平成30年度の発掘調査において寺域の西辺を区画するとみられる溝跡が見つかり、そこから多量の瓦が出土するなど、古代寺院跡の存在を確実視できる成果が得られました。これについては、現地説明会において調査 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №253 栗東市蜂屋遺跡の法隆寺式軒瓦»

調査員のオススメの逸品 №252 身近なようで身近じゃない?江戸時代の墓石

写真1 現代の墓石

みなさんはどれくらいお墓参りに行きますか?お盆の時期だけや、春と秋の彼岸などの墓参りの時節だけでしょうか?お墓というと、縄文時代には土壙墓、弥生時代には甕棺墓や石棺墓、古墳時代には大きなマウンドを持つ墳墓など、時代によっ […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 №252 身近なようで身近じゃない?江戸時代の墓石»

調査員のオススメの逸品 第251回 川底に据えられた謎の木枠(東近江市蛭子田遺跡)

写真2 川底に据えられた木枠

このコーナーで私が紹介するのもかれこれ9回目となりました。滋賀県で遺跡の調査に係わり27年経ちますが、実は私あまりヒットすることがないんです。世に当たり屋と呼ばれ、どの遺跡へいっても注目するような遺物を出してくる人、大量 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第251回 川底に据えられた謎の木枠(東近江市蛭子田遺跡)»

調査員のオススメの逸品 第250回 卓越した職人技―4500年前の縄文時代の補修技術

写真2 紐の残る補修孔のある土器片

めっきり寒くなり鍋物が恋しいシーズンがやってきました。鍋物といえば土鍋がよく活躍します。金属性の鍋に比べ、加温の際、ゆっくり温度が上昇するので、食材のうまみが上手に引きだされ、芯までよく火が通るのに煮崩れしにくいという特 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第250回 卓越した職人技―4500年前の縄文時代の補修技術»

調査員のオススメの逸品 第249回 自分の出身地が古代の木簡に!?―竜王町ブタイ遺跡の出土木簡―

不良品須恵器がたくさん出土した大溝

ブタイ遺跡は蒲生郡竜王町大字山面字ブタイにある遺跡です。西方にある鏡山は、6世紀頃から須恵器を焼いていた窯跡群があり、鏡山古窯址群と呼ばれる県下最大の須恵器生産地跡といわれています。ブタイ遺跡は平成14年度から2度にわた […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第249回 自分の出身地が古代の木簡に!?―竜王町ブタイ遺跡の出土木簡―»

調査員のオススメの逸品 第248回 栗東市蜂屋遺跡から出土した忍冬文単弁蓮華文軒丸瓦

蜂屋遺跡 忍冬文瓦の笵傷

平成30年度の栗東市蜂屋遺跡の発掘調査において古代寺院跡がみつかりました。報道に大きく取り上げられ、11月3日の現地説明会には大勢の見学者があり、たんぼ道がまるで繁華街のように混雑するありさまでした。なぜこれほどの注目を […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第248回 栗東市蜂屋遺跡から出土した忍冬文単弁蓮華文軒丸瓦»

調査員のオススメの逸品 第247回 ふだん使いの茶碗-大津市上田上牧遺跡の信楽焼丸碗

無文の信楽焼丸碗

上信楽山地を上流とする、大戸川の下流20㎞の左岸側の低地に、大津市上田上牧遺跡があります。遺跡の西側の高所には、従来、農業を生業としていた現在の牧町の集落があり、八幡神社に奉納されている宝永4年(1707)の木札には、「 […]Continue reading «調査員のオススメの逸品 第247回 ふだん使いの茶碗-大津市上田上牧遺跡の信楽焼丸碗»

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