『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品 No.113 私の悔しい思い出の逸品 -西万木遺跡の???-

掘っているT氏

 遺跡の調査に携わる者なら、誰しも自らが調査する遺跡で目の前に現れた遺物や遺構に感激したり、興奮したりしたことがあると思います。私も約25年間滋賀県内の遺跡の調査に携わり、いろいろな遺構や遺物と出会ってきました。今回は、 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.113 私の悔しい思い出の逸品 -西万木遺跡の???-»

調査員のおすすめの逸品 No.112 なぜこんな所から仏具が… ―鴨田遺跡出土の花瓶と燭台―

燭台

 今年も猛暑が続いていますが、そんな中、各家々では祖先の霊を祀るお盆を迎えられると思います。仏壇の中には、本尊に向かって左側に花瓶(花立)、中央に香炉、右側に燭台(灯立)の3つの仏具が置かれています。これを三具足(みつぐ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.112 なぜこんな所から仏具が… ―鴨田遺跡出土の花瓶と燭台―»

調査員のおすすめの逸品 No.111 昔の琵琶湖の水はきれい? ―塩津港遺跡の埋め立てゴミ―

12世紀の塩津港は現地表から4mほど下から顔を出した。桟橋状の遺構が塩津湾の出口に向かって真っすぐに突き出している。

 昔の琵琶湖の水は今よりもずっときれいだったと、みんなが思うことでしょう。  昨年(平成24年)、琵琶湖の一番北の塩津浜で行った発掘調査を担当しました。かつては塩津港として大いに栄えていた港町です。今は船運も無く、静かな […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.111 昔の琵琶湖の水はきれい? ―塩津港遺跡の埋め立てゴミ―»

調査員のおすすめの逸品 No.110 奇品中の奇品にして… -相谷熊原遺跡出土の石冠・土冠-

石冠

 縄文時代草創期の土偶で一躍有名になった、東近江市永源寺相谷町の相谷熊原遺跡。鈴鹿山麓の調査事例は滋賀県ではこれまで少なかったことや、日本最古の土偶が出土したことなどから大きな注目を集めたことは、記憶に留めておられる方が […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.110 奇品中の奇品にして… -相谷熊原遺跡出土の石冠・土冠-»

調査員のおすすめの逸品 No.109 平安時代の滋賀県の名産品-春日北遺跡出土緑釉陶器-

春日北遺跡2号窯出土緑釉陶器(素地)

 滋賀県の名産品といえば何を思い浮かべますか? すぐに頭に浮かぶのは、狸の置物で有名な信楽焼ではないでしょうか。しかし、この信楽焼が名産品として名を馳せるのは江戸時代以降で、狸にいたっては昭和期になってから有名になったと […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.109 平安時代の滋賀県の名産品-春日北遺跡出土緑釉陶器-»

調査員のおすすめの逸品 No.108 三人の王様-滋賀県立安土城考古博物館の復元モデル-

後期の王様

 滋賀県立安土城考古博物館には、三人の王様が勤務しています。第1常設展示室の最奥部に、「少年隊」よろしく三人並んでいます。それぞれ、安土瓢箪山(ひょうたんやま)古墳(近江八幡市)の被葬者、新開(しんがい)1号墳(栗東市) […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.108 三人の王様-滋賀県立安土城考古博物館の復元モデル-»

調査員のおすすめの逸品 No.107 関津遺跡出土の角錐状石器

角錘状石器

 今回ご紹介する角錐状石器は、田上山系北麓に瀬田川が接する地点、大津市関津1~3丁目に所在する関津遺跡の発掘調査で出土しました。この石器は、後期旧石器時代に使われたものですが、滋賀県内では初めて出土しました。  角錐状石 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.107 関津遺跡出土の角錐状石器»

調査員のおすすめの逸品 No.106 男性のシンボルを持つ木偶

左から大中の湖南遺跡2体、湯ノ部遺跡3・2・1・4号、烏丸崎遺跡1体

 野洲市旧中主町の湯ノ部遺跡からは、1991年の発掘調査で4体の木偶が見つかっています。木偶とは木で作った人形(ひとがた)のことで、弥生時代のお墓などから出土することが多いようです。  湯ノ部遺跡の木偶は、小さい順に1~ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.106 男性のシンボルを持つ木偶»

調査員のおすすめの逸品 No.105 草津市中畑遺跡のガラスルツボ

ガラスるつぼ

 草津市矢倉1丁目に所在する中畑(なかはた)遺跡は、草津川放水路(新草津川)の建設に伴って発掘調査が行われ、奈良・平安時代の建物や井戸などが数多く発見されました。建物には大型で立派な構造のものもあり、遺物も釉を施した高級 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.105 草津市中畑遺跡のガラスルツボ»

調査員のおすすめの逸品 No.104 内部構造を探るとっておきツール-X線写真装置-

104-01

 遺跡から出土した遺物の内部を調べるために、X線写真装置を使用することがあります。これは、私たちが体の健康状態を調べるときに、レントゲン検査をするのと同じです。例えば、古墳から出土した鉄製の剣や刀などは、長年土に埋もれて […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.104 内部構造を探るとっておきツール-X線写真装置-»

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