『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員のおすすめの逸品143 思わずニオイをかいだ逸品-粟津湖底遺跡の???-

粟津第3貝塚(琵琶湖の中を仕切って調査しました)

 遺跡の発掘調査に携わる者なら、誰しも自らが調査する遺跡で目の前に現れた遺物や遺構に感激したり、興奮したことがあると思います。私も約25年間滋賀県内の遺跡の調査に携わり、いろいろな遺構や遺物と出会ってきました。今回は、思 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品143 思わずニオイをかいだ逸品-粟津湖底遺跡の???-»

調査員のおすすめの逸品142 琵琶湖文化館所蔵 活版印刷資料

活字(左)と母型(右)

 滋賀県には我が国における各時代の印刷文化を伝える文化財が数多く現存しています。例えば、平安時代の版本である石山寺所蔵の「仏説六字神呪王経」や、中世(南北朝時代~室町時代)に製作された西明寺所蔵の板木「法華経板木」・「仁 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品142 琵琶湖文化館所蔵 活版印刷資料»

調査員のおすすめの逸品141 このお皿は何の皿?

多景島遺跡から出土した「厄除」カワラケ

 長年発掘調査をしていますと、時々おもしろい物にあたります。  内側に「厄除」の文字がスタンプで押された土師器の皿が彦根市の多景島遺跡で見つかっています。おそらく明治時代以降に使われたものと考えられます。  この皿は、「 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品141 このお皿は何の皿?»

調査員のおすすめの逸品140 木製品の復元品

赤野井湾遺跡出土鍬の復元品

 遺跡から出土する考古遺物は、ほとんどの場合破損しています。特に木製品は、もともとの素材が有機物であるために非常にもろくなっていて、油断するとあっというまに変形したり崩壊したりしてしまいます。そういった事態を防ぎ、さらに […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品140 木製品の復元品»

調査員のおすすめの逸品139 川跡から出てきた丸木-農具の原材-

写真1 丸木A

 本シリーズ123回目で、蛭子田遺跡から出土した「曲物」を紹介しました。今回もまた同じ蛭子田遺跡の川跡から出土した木製品について紹介します。  蛭子田遺跡は東近江市木村町にあり、名神高速道路蒲生スマートインターチェンジ設 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品139 川跡から出てきた丸木-農具の原材-»

調査員のおすすめの逸品138 緑色のきれいな石 ‐金森西遺跡出土の管玉未製品‐

緑色凝灰岩製の管玉関連遺物

 平成25年度の秋で現地調査を終了した守山市金森西遺跡の調査は、土器をはじめとする出土した遺物と現場で記録した図面や写真とともに、場所を安土城考古博物館内にある調査整理課に移して、整理調査を現在すすめています。今回は,金 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品138 緑色のきれいな石 ‐金森西遺跡出土の管玉未製品‐»

調査員のおすすめの逸品137 猫はいつから?!-膳所城下町の猫-

膳所城下町・ねこ

 展示ケースの中の薄茶色の猫と目が合いました。関ヶ原の合戦後に徳川家康が築いた膳所城の城下町跡(大津市)からみつかった土製の猫で、半身が欠けているものの、おそらく脚を揃えて座った姿は、全長15㎝、高さ13㎝、厚さ6~8㎝ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品137 猫はいつから?!-膳所城下町の猫-»

調査員のおすすめの逸品 No.136 地域の歴史の宝庫―『近江輿地志略』

近江輿地誌略

 年度のはじめになると,自分が発掘調査を担当する遺跡がきまります。ただちに,事務所を設営したり,作業員さんを手配したり,といった準備作業に着手します。それと同時に,調査を担当する遺跡の所在する地域がどのような歴史をたどっ […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.136 地域の歴史の宝庫―『近江輿地志略』»

調査員のおすすめの逸品 No.135 古くて、新しい土器?―津田江湖底遺跡出土縄文土器

土器の出土状況

 津田江湖底遺跡は、現在の滋賀県立琵琶湖博物館がある烏丸半島の南側、草津市下寺町に位置する湖底遺跡です。今回は、その発掘調査の際に、「入れ子」状態で見つかった縄文土器を紹介します。  調査報告によれば、倒木痕もしくは落ち […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.135 古くて、新しい土器?―津田江湖底遺跡出土縄文土器»

調査員のおすすめの逸品 No.134 日本の埋蔵文化財調査を支える私たちの「右腕」

水洗作業

 私がおすすめする逸品――というか誇らしげに語るつもりの逸品――は、調査の補助スタッフさんです。当協会の場合、調査補助員さんとお呼びしています。わたしたちの仕事は大きく分けて、野外の「発掘調査」と屋内で進める「整理調査」 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 No.134 日本の埋蔵文化財調査を支える私たちの「右腕」»

16 / 30« 先頭...10...1415161718...30...最後 »