『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。

調査員オススメの逸品第163回 埋蔵文化財センターの展示ケース―正しい「鍵穴」?

 昨年度に引き続き、今年も「レトロ•レトロの展覧会」を担当することになりました。この展覧会は、昨年度に実施した発掘調査の成果をいち早くお知らせする調査成果速報展で、これを見れば、私どもの協会が昨年に実施した調査のなかから […]Continue reading «調査員オススメの逸品第163回 埋蔵文化財センターの展示ケース―正しい「鍵穴」?»

調査員オススメの逸品 第162回 描かれた神威―琵琶湖文化館蔵「山法師強訴図」

 最近、このコーナーでも紹介のあった保延3年(1137)の年記をもつ日本最古の起請文、長浜市塩津港遺跡出土の52号木簡には、誓約する神の名が天部の神から日本の八百万の神まで列記されているとの説明があったと思います(第15 […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第162回 描かれた神威―琵琶湖文化館蔵「山法師強訴図」»

調査員オススメの逸品第161回 井の中の「魚」-甲賀市貴生川遺跡出土魚形水滴

 今回紹介するのは「井の中の蛙」ならぬ「井の中の魚」です。まずは、出土した井戸について説明しましょう。  この井戸は、甲賀市水口町貴生川にある貴生川(きぶかわ)遺跡でみつかりました。貴生川遺跡では、戦国時代の半町(約50 […]Continue reading «調査員オススメの逸品第161回 井の中の「魚」-甲賀市貴生川遺跡出土魚形水滴»

調査員オススメの逸品第160回 変身にお気づきですか?―「内照式パネル展示装置」

 学芸課長特選「博物館の楽しみ方」。その最大のポイントは、「博物館は常設展示を見ろ!」に尽きると思っています。特別展示、企画展示は、博物館の特色を出しながら、どことも、それなりに気合の入った、時には空回りした「オッと失礼 […]Continue reading «調査員オススメの逸品第160回 変身にお気づきですか?―「内照式パネル展示装置」»

調査員オススメの逸品第159回 日本最古の起請文 -長浜市・塩津港遺跡出土52号木簡-

   古典落語に「三枚起請」という演目があります。江戸時代の遊郭では、客と遊女の間で、「遊女の雇用期間が満期になれば客と結婚をする」という内容の「起請文」と呼ばれる書類を取り交わすことが流行しました。万一誓いを破れば遊女 […]Continue reading «調査員オススメの逸品第159回 日本最古の起請文 -長浜市・塩津港遺跡出土52号木簡-»

調査員おすすめの逸品158 土色帖―土の色・土器の色を記録する便利ツール

 発掘調査の現場に見学に来られた多くの方は,トレンチのなかに点々と掘ってある穴をごらんになって,「どうして柱の穴や溝がそこにあるとわかるのか?」という疑問をいだかれるようです。そうした質問を何度もいただきました。たしかに […]Continue reading «調査員おすすめの逸品158 土色帖―土の色・土器の色を記録する便利ツール»

調査員おすすめの逸品 第157回 鏡作り体験の鋳型

 鏡はもともと姿を映すための道具でしたが、古代人たちは、太陽の光を反射する神秘的な力をもつ宝物として、魔除けや「まじない」に使うようになりました。  日本列島に中国大陸で作られた青銅(銅にスズを加えた合金)製の鏡が伝わっ […]Continue reading «調査員おすすめの逸品 第157回 鏡作り体験の鋳型»

調査員おすすめ逸品第156回 古代の人々が使った祭祀の道具①ー人形代

 上御殿遺跡は、琵琶湖の北西部にあたる高島市安曇川町三尾里一帯にひろがる遺跡です。JR湖西線安曇川駅から南西1㎞ほどはなれた付近にあたり、青井川が遺跡の中を流れています。この青井川の改修工事にともなって、平成20年度から […]Continue reading «調査員おすすめ逸品第156回 古代の人々が使った祭祀の道具①ー人形代»

調査員おすすめの逸品第155回 サザエさん 何処へ?-野洲市大岩山出土4号銅鐸・7号銅鐸

安土城考古博物館のメインとなる展示物の一つに、昭和37年に野洲市大岩山から出土した10個の銅鐸があります。一括して重要文化財に指定されているもので、数個の本物とレプリカをまじえて展示しています。なお、野洲市の銅鐸博物館に […]Continue reading «調査員おすすめの逸品第155回 サザエさん 何処へ?-野洲市大岩山出土4号銅鐸・7号銅鐸»

調査員おすすめの逸品第154回 古代の辞書―『和名類聚抄』

 安土城考古博物館の館蔵資料の中には、古代や中世の展示にしばしば登場する近世の版本があります。今回は、その中のひとつ、『和名類聚抄』(わみょうるいじゅうしょう)をご紹介したいと思います。展示の中では、主役を支える脇役とし […]Continue reading «調査員おすすめの逸品第154回 古代の辞書―『和名類聚抄』»