
天下人となった織田信長は、天正3年(1575)11月28日に家督と岐阜城、領国の尾張・美濃を嫡男の信忠に譲ると、翌年正月から近江琵琶湖畔の安土山に新たな城の普請をはじめます。そして、同7年に天主、同9年に御殿など主要な […]Continue reading «新近江名所圖会 第339回 信長が見た光景-近江八幡市安土城内摠見寺跡の三重塔と楼門»
天下人となった織田信長は、天正3年(1575)11月28日に家督と岐阜城、領国の尾張・美濃を嫡男の信忠に譲ると、翌年正月から近江琵琶湖畔の安土山に新たな城の普請をはじめます。そして、同7年に天主、同9年に御殿など主要な […]Continue reading «新近江名所圖会 第339回 信長が見た光景-近江八幡市安土城内摠見寺跡の三重塔と楼門»
古いもの、使わなくなったものに対して、「博物館行き」という言葉がよく使われます。良い意味で使われることが少ないように思うので、私は好きではありませんが、博物館で収蔵・展示している資料の大部分が、実社会での役割を終えた「 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №301 年に一度活躍(?)する、村を守る最強アイテム-大般若経»
大津市域の琵琶湖西岸に位置する柳が崎は、かつては湖のレジャーを楽しむ水泳場などがあった場所として知られています。JR湖西線の大津京駅から北東側に1㎞ほどの距離にあたるこの場所には、平成10年(1998年)まで「琵琶湖ホ […]Continue reading «新近江名所圖会 第338回 湖国の迎賓館と呼ばれた歴史あるホテルの建物-大津市「びわ湖大津館」 »
その存在を知ったのは、2年前の令和元年(2019)の夏のことでした。小学校6年生だった娘の夏休みの地域学習の課題に、「地元の歴史を調べる」といったものがありました。その取材に付き合って、2人で大津市大萱集落を巡りました […]Continue reading «新近江名所圖会 第337回 忘れ去られた道-芦浦街道を歩く【大津市編】»
東近江市に所在する百済寺は、愛荘町の金剛輪寺、甲良町の西明寺とならんで湖東三山とよばれ、紅葉の名所としても有名です。鎌倉時代には、「天台別院」と称され大寺院として一大勢力を誇っていました。しかし、室町時代には度重なる兵 […]Continue reading «新近江名所圖会 第336回 兵どもの夢のあと-東近江市百済寺»
発掘調査をおこなうときには古地図などを使った事前調査を行います。古い地図を子細に調査し、その場所の歴史を知ろうというわけです。 古い地図といえば、伊能忠敬(1745~1818年)が測量を行って精度の高い日本地図を作成し […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №300 地図から読み解く歴史-古地図と発掘調査»
JR湖西線堅田駅から北へ、真野川を越えたところに東西に少し開けた場所があります。この地は現在真野と呼ばれているように、真野氏が居住していたと考えられます。真野氏は持統天皇4年(690年)に和邇部臣から分かれたとされ、和 […]Continue reading «新近江名所圖会 第335回 真野の入江と2つの神社-大津市神田神社»
先日、湖南市下田(旧甲西町)の紺喜染織さんに藍染の体験に寄せてもらいました。 今やほとんど見かけなくなった「紺屋さん」は、そめものを生業にする職人の中でも特に藍染めに特化した職人です。昔は農家が木綿や麻を栽培し、各家で […]Continue reading «新近江名所圖会 第334回 おうみの匠をたずねて-紺喜染織(湖南市下田)-»
これまで「調査員のおすすめの逸品」では、自ら発掘調査を行った遺跡から出土した土偶を取り上げてきました。今回はその土偶シリーズの最後の逸品です。 今回紹介する逸品は、近江八幡市後川(うしろかわ)遺跡から出土した縄文時代 […]Continue reading «調査員のおすすめの逸品 №299 登場と消滅の謎-土偶と土版»
NHK大河ドラマ『麒麟が来る』の放送を機に明智光秀ゆかりの地をめぐる方々が増えているようです。今回はそうした光秀ゆかりの地の一つとして大津市の西教寺をご紹介します。 京阪石山坂本線の坂本比叡山口駅で下車し、西へ向かう […]Continue reading «新近江名所圖会 第333回 じつは光秀だけじゃない?あの人ともつながりがあるお寺-大津市西教寺»