
CDラジカセ夏休みのイベントで活躍中(今はカセットなし)
県内とある「宮跡」の調査事務所は、もっぱらFMラジオが主流で、オリビア・ニュートン=ジョンやマイケル・ジャクソン、シーナ・イーストン(私の趣味です。)、今や懐メロに分類される洋楽ポップスが、「宮跡」研究の陰の推進者であった訳だ。かつて、「幻の都」と呼ばれた「宮跡」は、私の中では「スリラーの都?」として記憶されている。あるいは、現在も埋蔵文化財センターで活躍する某氏の調査事務所では、アイドル系の歌謡曲のカセットテープが常備されていた。中でも印象深いのはキャンディーズの「エンドレステープ」。4月21日、某氏が悲嘆にくれたことは想像に難くない。
時は流れて、発掘調査が重要な社会活動の一つとして、特に「公の仕事」として位置付けられるようになって以来、作業中のBGMは次第に音量を落とすことを求められるようになった。「公務時間中に音楽を流すなんて」。そして、カセットテープが日常生活の中で目にする機会が減るのと歩調をあわせ、調査事務所からラジカセは消えてゆかざるをえないものとなったのである。

りんごのマークのミュージックプレーヤー
そこで、私の一押しの一品。もちろん、リンゴマークの携帯型音楽端末である。容量は32G。ジャズの愛聴盤CDの大半に、気の向くままにダウンロードした曲を入れてもまだまだ余裕。動画や写真も入っている。本体をがんばったのでイヤホンは安価。目下の課題である。昼食後の憩いのひととき、イヤホンを着けた私を見たら。
Please Be Quiet!。
今日のリフレッシュは、マイルス・デービス「ネフェルティティ」で決まり!
(細川 修平)