今回の調査では、ふたつの調査区から縄文時代草創期(約 13,000 年前、紀元前 11,000 年頃)の竪穴建物跡を計 5 棟検出しました。そのうち、最高所で検出された竪穴建物 1 では、埋土中から国内最古級の土偶が完全な形で出土しています。
今回発見された縄文時代草創期の遺構・遺物にはふたつの意義があります。ひとつは国内最古級の土偶が発見されたことにより、出現期の土偶のあり方を考えるうえで貴重な資料となること、もうひとつは、草創期の建物跡がこれまでの想像をはるかに超える規模であった、ということです。
これまで近畿地方での検出事例がほとんどなかった時期のものであるうえに、その残存状況が極めて良好であったことから、今後の縄文時代研究を深めるうえで貴重な資料を提供したと評価することが出来ます。
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