春日北遺跡は、春日集落北方の丘陵斜面(名神竜王カントリークラブの管理施設付近)から 30 年ほど前に緑釉陶器片や窯道具が採集されたことにより、平安時代中期(10 世紀)の緑釉陶器窯が存在することがわかりました。
この近接地において、県道水口竜王線の道路改良工事が計画されたため、平成 21 年4~5月に試掘調査を実施したところ、工事範囲内に窯跡が存在することがわかりました。
同年7月~11 月に行った発掘調査では、緑釉陶器窯1基(1号窯)、灰釉陶器窯(2号窯)1基が検出され、とくに緑釉陶器窯1号窯が良好な状態で遺存していました。このことから1号窯は、工事関係部局および地元の方々のご理解・ご協力により、工事計画を変更して現地保存されることになりました。
ところが、1号窯・2号窯の発掘調査終了後の平成 22 年1月、道路工事中に1号窯前面の道路下から焼土や灰が出土しました。急遽確認調査を行ったところ、4基の窯跡(3~6号窯)とこれに付属する灰原が遺存していることがわかり、同年3月から3~6号窯の発掘調査を実施しています。
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